岡田外相が、上海万博PRソングパクリ問題で中国を「称賛」したとのこと。
何でも、オリジナル曲の作者・岡本真夜さんに、万博実行委員会が使用申請をした点について、 「著作権保護の重要さを世界に伝えた」と評価しているらしい。
パクリ曲を堂々とPRソングに使うなんて、まさに中国様の文化に対する姿勢を世界に知らしめる行為でしょう。ここで、 プライドの高い中国様が著作権侵害を認識しているのは、珍しいケースかなと思います。
しかし、著作権侵害を認識した、ということで「著作権保護の重要さを世界に伝えた」というのは全く理解できません。 著作権保護云々以前の問題でしょう。
パクリ曲の使用申請に対して許可をした岡本真夜さんを称賛するなら非常によくわかりますが、 こんなコメントが出てくる理由はなんなのでしょうか。
なぜ、岡田外相はこうも異様な気遣いをするのでしょう。中国政府の人間なのか、 それとも中国を批判すると暗殺されてしまうのでしょうか。
asahi.com
岡田外相、中国の著作権保護の姿勢評価 万博ソング問題
2010年4月23日19時21分
「著作権保護の重要さを世界に伝えた」。岡田克也外相は23日、上海万博のPRソングの盗作疑惑で、 同万博実行委員会が問題発覚後、似ているとされたヒット曲「そのままの君でいて」の使用を作者のシンガー・ソングライター、 岡本真夜(まよ)さんに申請したことをそう称賛した。
岡田氏は記者会見で、「中国側が(申請を)判断したのは早かった」と対応を評価。「ある意味では自らの非を認めた上で、 著作権保護の姿勢を示した」ともたたえた。岡田氏はまた、「中国ではまだまだ知的所有権の侵害はある」と指摘しつつ、 「中国政府も真剣に取り組むようになりつつある」との認識も示した。(鶴岡正寛)
2010年4月19日23時13分
上海万博のPRソングが盗作疑惑で使用停止になった問題をめぐり、シンガー・ソングライターの岡本真夜(まよ) さんと所属事務所は19日、盗作されたとされる岡本さんのヒット曲「そのままの君でいて」 の使用申請を上海万博実行委員会から受けたと発表した。使用を認めると返事をしたという。 具体的な使い方は実行委員会と今後協議する。
問題のPRソングは「2010年はあなたを待っている」。 04年の公募で選ばれた曲の一部を手直ししてつくられたという。97年に岡本さんが発表した「そのままの君でいて」 とメロディーが似ており、盗作疑惑が出ていた。
事務所を通じて岡本さんは「世界中が注目するイベントである上海万博に協力させて頂ける機会を頂き、 とてもすてきなお話で光栄です」との談話を出した。