岩手県内の建設業者78社が談合で岩手県から指名停止処分されるそうですが、基準なら1年間のところ、 6ヶ月と半分の期間の処分になったとのこと。
その理由は、これだけの業者が1年間も仕事ができないと地域社会への影響が大きい、ということらしいですが、 まあ工事を発注したい県の方も受ける業者がいないのは困る、ということもあるでしょう。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」という好例でしょうかね・・・・さすがに処分無しといかないでしょうが、 5割引にはなりましたね。
そうそう、岩手県といえば、どこかの超有力国会議員を思い浮かべますが・・・・
産経ニュース
経済への影響避けたい…岩手県、談合78社の処分を半減
2010.4.9 17:15
岩手県発注工事の入札をめぐり、公正取引委員会が県内のA級建設業者80社の談合を認定した問題を受けて、県は9日、 入札資格がある計78社を10日から6カ月間の指名停止とする処分を決めた。
県の基準では、談合業者の指名停止期間は一律、1年間。官製談合などのケースに限り、期間を半減できるとしている。 今回の談合は半減可能なケースではないが、対象企業が多数あり、 県内経済や対象企業で働く3千人超の従業員の雇用に影響が及ぶことを避けるため、基準を見直すことなく、 特例的に期間短縮に踏み切った。
達増拓也知事は処分発表の記者会見で、「特別の決定だ。現状の社会経済情勢を考えると、(1年間の指名停止を行うと) 業者だけでなく、県全体も耐え切れない一線を越えてしまう。県民の理解を求めたい」と説明した。
この問題では、県建設業協会のほか、商工団体や連合岩手などが県に“寛大な処分”を求めていた。