2010年04月03日

車炎上、子供4名亡くなる

 北海道で、父親が4人の子供を残したままで車を離れたところ、車が炎上して子供が全員亡くなる、という痛ましい出来事があったそうです。

 出火の原因はまだわかっていませんが、ニュースだと車内に残された子供の火遊びのような印象になっています。

 

 亡くなった子供たちは3歳、2歳、7ヶ月の双子、と何をするか分からない年齢の子供たちです。車に置いておいたのは、親としては軽い気持ちだったのかもしれませんし、これまで同じようにしてきても特段の問題は無かったのかもしれません。しかし、致命的な事態に至ってしまったのです。

 パチンコ屋の駐車場に放置するようなケースとは事情が違うと感じますが、寝ていたからと言って子供だけを車内に置いたままというのは、というのは親の油断・不注意に他ならないことです。

 父親は、自分がしたことをどう思っているのでしょうか。

 

 まずは、出火から死に至った原因を明らかにして欲しい。亡くなった子供たちの冥福を祈ります。

 

YOMIURI ONLINE
北海道で車炎上、子ども4人が死亡

 2日午後9時45分頃、北海道厚沢部町(あっさぶちょう)社の山の民家から、「車が燃えている。中に子供がいる」と通報があった。

 道警江差署員が駆けつけたところ、民家の前に駐車していたワゴン車が真っ黒に焼けていて、車内から子供4人が遺体で見つかった。同署は4人の身元を確認するとともに、出火原因などを調べている。

 道警幹部などによると、死亡したのは、函館市の棚橋智也さん(24)の長女で歩夏(あゆか)ちゃん(3)、長男の旬汰(しゅんた)ちゃん(2)、7か月で双子の男児の諒央(りおん)ちゃんと翔央(かおん)ちゃんとみられる。

 棚橋さんは、飲食店従業員の妻、季(ゆき)さん(21)と子供4人の6人家族。季さんは出火時、七飯町の職場にいて、残る5人で棚橋さんの実家を訪問。棚橋さんは4人の子供を車内に残して家に入った。車から離れたのは短い時間だったが、戻ったところ、車が炎上しており、110番した。

 4人はいずれも車内にいて、車内の2列目の座席から双子とみられる2人が見つかり、3列目の座席に長女と長男とみられる2人が倒れていたという。棚橋さんは警察に対し、「車のエンジンを止めて実家に入った。戻るとエンジンがかかり、車が燃えていて、手のつけられない状態だった」などと話しているという。

(2010年4月3日02時49分  読売新聞)

 

父親「車内にライターあった」…幼児4人死亡

亡くなった棚橋翔央ちゃん(左)と諒央ちゃん

 北海道厚沢部町(あっさぶちょう)社(しゃ)の山(やま)で子ども4人が死亡した車両火災で、車は父親の函館市桔梗(ききょう)1、無職棚橋智也さん(24)が離れたわずか30分の間に炎上していたことが3日、道警江差署の調べで分かった。

 道警で出火原因を調べるとともに、4日には遺体を札幌市に移して司法解剖し、死因や身元の特定を急ぐ。

 ワゴン車は座席が3列あり、棚橋さんの説明では、2列目に生後7か月になる双子の男の子、諒央(りおん)ちゃんと翔央(かおん)ちゃん、3列目左に長女歩夏(あゆか)ちゃん(3)、右に長男旬汰(しゅんた)ちゃん(2)が座っていた。

 双子は、炎上中の車から棚橋さんがスライドドアを開けて運び出し、歩夏ちゃんと旬汰ちゃんとみられる遺体は3列目で重なるようにして発見された。棚橋さんも右手の指などに軽いやけどを負った。道警によると、遺体はいずれも性別がわからないほど損傷していた。厚沢部消防署によると、車内は特に3列目付近の燃え方が激しいという。

 棚橋さんは道警の調べに対し、「車内には紙くずやおむつがあった。使い捨てライターがあったと思う」などと話しているという。

 棚橋さんは、飲食店従業員の妻、季(ゆき)さん(21)と子供4人の6人家族。捜査幹部によると、棚橋さんは、季さんを函館市内の勤務先で降ろした後、子供全員を連れて、午後9時頃に実家を訪れていた。その際、4人の子供が寝ていたため、車内に残して家に入った。約30分後に戻ったところ、車が炎上しているのを発見、110番した。

 車内に残された子供が火災で死亡した事故では、2001年4月、京都府城陽市のホームセンター屋上駐車場で乗用車が燃え、4歳の男児と2歳の女児、4か月の乳児の3人が死亡した例がある。

 ◆祖母、悲痛な表情◆

 車から出火したとき、棚橋さんの祖母ナツさん(78)は実家の中にいた。「火事だ」という叫び声を聞いて外を見ると、車が炎に包まれ、智也さんらが水をかけて必死に消そうとしていたが、手がつけられないほどの強い火勢だったという。

 ナツさんによると、智也さんは、2人の子供がいた季さんと結婚、双子の男の子が生まれた。2日夜に智也さんが訪ねてくることは事前には知らされておらず、ナツさんは「(双子は)私の顔を見て笑うんだ。大きくなるのが楽しみだった」と悲痛な表情を見せた。

(2010年4月3日13時55分  読売新聞)

 

posted by いさた at 16:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事(子供) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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