本日午後3時、大阪と京都を結ぶ第二京阪道路が全線開通しました。大阪東部地域には交通の流れに変化があるでしょう。
以前、大阪府が立ち退きを拒んでいる保育園の農園に強制執行をした道路ですね。この道路は、 私も仕事で関わった区間がいくつかあります。
名神高速が淀川の右岸側であるのに対し、こちらは左岸側で国道1号の直接的なバイパス道路で、 近畿道の門真JCTから枚方を通り、久御山JCTで京滋バイパスと連絡、巨椋池のあたりまであります。
この開通により、名神高速の渋滞緩和効果が期待されているようです。一方で、 第二京阪は大阪の中心部と京都の中心部にダイレクトにいけるわけではありません(まあ、 京都中心部はもともと高速ではダイレクトに行けませんが)。
したがって、大阪なら大阪市中心部へと向かう阪神高速東大阪線、 また近畿道の第二京阪から阪神高速への乗り継ぎ区間の混雑が激しくなる可能性がありますね。京都なら、 名神の大山崎JCT〜京都南の間の混雑が激しくなるとか。
料金は、門真JCTから巨椋池までで普通車が1300円ほど。名神高速と比べると、 発着地が多少違うので単純には比較できませんが、おおよそ数百円割高になるようです。
建設費がかさんでいるでしょうから仕方が無いのかも知れません。ただし、 ETCだと名神高速並の利用料金に割引されるようです。
開通したてではその効果のほどはなかなか見えてきません。半年、1年経てば長所・短所が見えてくると思われます。
第二京阪道路
http://www.daini-keihan.jp/index.html
産経ニュース
第二京阪道路が全面開通 京都−大阪間の移動が大幅短縮
2010.3.20 11:47
京都市と大阪府門真市を結ぶ「第二京阪道路」(約28・3キロ)の全線開通を記念する式典が20日午前、 門真市で開かれ、関係者がテープカットなどをして完成を祝った。一般車両は同日午後3時から通行できる。
今回の全線開通で、大阪市役所から京都市役所までの移動時間が、 従来の国道1号を利用した場合の約2〜3時間だったのが、約1時間に大幅短縮されるほか、 並行して走る名神高速道路の渋滞緩和効果なども期待されている。
記念式典は門真市民プラザで開かれ、上総周平・国土交通省近畿地方整備局長や園部一成・門真市長らが出席。 式典後は第二京阪門真IC(インターチェンジ)近くの本線上に移動し、関係者がテープカットをした。