和歌山県太地町のイルカ漁を隠し撮りするなどして製作された「ザ・コーヴ」 がアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したそうです。制作者は「みんなを啓蒙できた」といったコメントをしたらしい。
この映画を自分で見ていないですし、内容も詳しく知らないので何ですが、言ってみれば、 日本の伝統的な捕鯨=イルカ虐殺、という感じなんですかね。
日本の伝統的な文化をそういう風に描いているのなら気分が悪い話ですが、 一方ではアメリカ人が好きな構図なんでしょうね、こういうのは。
結局、アカデミー賞受賞で勢いづいて、反捕鯨のプロパガンダとしていろいろ利用されるのなら困ったもんです。 「海のきちがい犬」なんてのが使い出したらさらにうっとうしい・・・・
産経ニュース
【アカデミー賞】長編ドキュメンタリー賞は日本のイルカ漁隠し撮りの「ザ・コーブ」
2010.3.8 13:11
第82回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞は、和歌山県太地町のイルカ漁を隠し撮りした米映画「ザ・コーヴ」 が受賞した。
オスカーを受賞した製作陣は「みんなを啓蒙することができました。人類全体のインスピレーションになりました」 と喜びの言葉を述べた。
【アカデミー賞】イルカ漁隠し撮りの「ザ・コーヴ」受賞に太地町「事実誤認、怒り覚える」
2010.3.8 13:35
第82回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を7日(日本時間8日)受賞した米映画「ザ・コーヴ」。 撮影の際にイルカ漁を隠し撮りされた古式捕鯨発祥の地、和歌山県太地町では「怒りを覚える」といった反発の声が上がった。
ザ・コーヴは、スタッフが太地町内の立ち入り禁止区域に侵入し、模型の岩を持ち込んで隠しカメラを設置。 十数隻の船団が映画の題名にもなった入り江にイルカの群れを追い込んだ上、漁師が鉄の棒で次々と突き、 海面が真っ赤に染まる場面を映し出した。
アカデミー賞について、太地町漁協の幹部は「何を言っても映画の宣伝になるので、取材には応じられない」 と事実上の取材拒否。「われわれを『ジャパニーズ・マフィア』と呼ぶなど事実誤認も甚だしい。怒りを覚える」と電話を切った。 イルカは鯨類に分類されるが、国際捕鯨委員会(IWC)の管轄外。太地町では昔からイルカ漁も盛んに行われている。
偏向編集が多々見受けられるようですが、日本人にとっても良い問題提起になる映画かもしれない気がします。
これまで魚屋で「イルカ」が売られてるのを見た記憶がありません。
同じ生物でも、水族館で曲芸させる時はバンドウイルカと呼び、魚屋で肉を売る時はバンドウクジラと書いて売る。
なんか「微妙な負い目」を感じます。これまでは、そういう曖昧さも許されたと思いますが、日本が「これは我が国の食文化」とハッキリと主張するためには、そういうゴマカシを止めて、しっかりと国民のコンセンサスを取らなければならない時期に来ている気がします。
鯨肉に比べれば、イルカ肉はマイナーというか、日常的に食べる地域は限定されていると思います。
私も、身近なところでイルカ肉が売られているのを見たことがありません。
「○○クジラ」として売られていれば、知らずに食べたことがあるのかもしれませんが。
ある世代以上に限れば食文化としての認識は高いかもしれませんが、国民というレベルでコンセンサスを得る、というのも難しい気がしますね。
アカデミー賞のインタビューで、高等なほ乳類をうんぬんとか言ってましたね。
その半面、牛や豚は頭が悪いから食っても罪じゃないという意味なのでしょうから愚かな人種だと思います。
自分達の食文化のことは棚に上げて、というか正当化していろいろと主張してくるから、やはり反感は生まれてきますね。
突き詰めたら、自分達は食べないから・・・というところに集約されるのではないかと思いますが。