年の初めでもあり寺社に行く機会も多く、これからは受験シーズンで、何かと神頼み・願掛けをする人が多い時期です。
東京の方では古くからある井戸が人気を集めているらしいですが、これ以外にも「写真を撮って携帯電話の待ち受け画面にすると御利益がある」と言われるものが結構あると思います。
あるモノを持っていれば利益が得られるとか、願いがかなう、ということについて、宗教的に語ればいろいろな意見が出てくるでしょうが、そう言う固いことは抜きにして、携帯の待ち受け画像といったデジタルデータと御利益というのが結びつかない。
ただ、画像を得るために願掛けをする神社に出向くとか、願いを持って行動することには意味があるように思います
「付喪神」というのもあるのですが、少なくとも実体の無いデジタルデータに魂が宿るとかいうのはピンと来ないですね。小さな頃から慣れ親しんできたモノや文化が関係しているのでしょうね。
携帯と共に育ってきたような世代だと、待ち受け画像は身近なものだから、「お守り」を持ち歩いているような感覚になるんですかね。
asahi.com
「待ち受け画面にすれば…」明治神宮の井戸に願掛け行列
2010年1月9日14時48分
東京・明治神宮にある井戸「清正井(きよまさのいど)」がにわかに脚光を浴びている。「写真を携帯の待ち受け画面にすると願いがかなう」という話が口コミで広がっているためで、昨年末から連日、時には数時間待ちの行列ができている。神宮は突然の過熱ぶりに困惑しているものの、入り口には待ち時間を示す掲示も出るようになった。
明治神宮御苑の入り口から歩いて5分ほど。ひっそりとした雑木林を縫う細い道には、ずらりと人が並ぶ。
行き止まりには「清正井」。石垣に囲まれた小さな池の底におけが埋め込まれ、毎分約60リットルの水がわく。現在は飲用禁止だが澄んできれいな水だ。その井戸の前に一人ひとり順番に立ち、携帯やカメラを向け、水に手を浸していく。手をあわせて「お参り」していく人もいる。
「清正井」のある場所はかつて、熊本の藩主加藤家の下屋敷で、「土木の神様」とも言われた加藤清正にちなんだのが名前の由来とされる。
4、5年ほど前から、有名人が紹介したり、芸能人のブログに登場したりして「運気が上がる場所」と話題に上るようになってはいた。昨年末にテレビで紹介されたとたんに数時間待ちの行列ができるようになったという。
御苑の拝観料は500円(大人)。午前9時の開苑前から午後4時半の閉苑間際まで行列が続く。多いのは20〜40代で、平日はやや落ち着くものの、それでも2〜3時間待ちも。連休初日の9日も開苑前に約50人が並び、時間とともに列が長くなった。
大学受験を控える高校3年の長男の「志望校合格」を願って、初もうでに来た3日に寄ってみた埼玉県和光市の女性(45)は、入り口で「3時間待ち」の掲示を見ていったんはあきらめた。翌4日に開苑30分前から並んでやっと「お参り」できたという。
「息子に写真を見せたら『感動したよ』と言ってくれた。『応援しているよ』という気持ちは伝わったようです」。同じ受験生を持つ母親仲間にも携帯メールで転送してあげたという。
友達2人と来た川崎市の雑貨店経営の女性(34)は、友人に勧められて「縁結びをお願いしに来ました」。1時間並んで水に手を浸すと「手がつるつるする感じ。御利益がありそう」と笑顔を見せた。
明治神宮は「『願いがかなうパワースポット』みたいな取り上げ方には戸惑いがあります」と困り顔。「何百年も前から存在しながら、いまだにきれいな水がわき続ける清正井に、現代人なりに自然に対する畏敬(いけい)の念を感じているのかも。単なるブームでなく、自然を大切にする心にまでつながればいいのですが」(千葉恵理子)




つい30年前には存在すら予想出来なかった携帯電話が、既にお守りの機能を備えていくという民衆の柔軟さ、と評価出来なくもないのですが、しかし、宗教というのは「伝統」によって力を得るという側面がありますので、その意味では、天神様でもお詣りいただければ、と思いますね。安直に写真一枚で終わらせるのではなく・・・
今から20〜30年後には携帯でお守り、というのは意外と定着しているかも知れませんね。
もっともっと時間が経ったら、携帯電話やPC本体が「ご神体」として祭られる時代になるかも知れませんね・・・