2009年12月08日

梅田北ヤードに新国立競技場誘致構想

 大阪では「最後の一等地」などと言われている大阪駅北側にある梅田北ヤード。長らく広大な空き地のままでしたが、 最近になってようやく大阪駅に近い東南の部分で、ビルの建設が始まり、三越が進出するといった話になってきました。

 その他、マンション地区などもできるようですが、まだまだ用地は残っているところに、 新国立競技場を誘致しようという構想が出てきているらしいです。

 

 競技場は球技専用で、観客収容は8万人規模、2019年のラグビーW杯での使用や、 10年後ぐらいの誘致を目指すサッカーW杯をあてにした構想のようです。

 大イベントを利用しよう、というのは戦略的であると思いますが、20年後、30年後はどうするんだろう? という気がします。

 実際にできてしまえば、アクセスはまあ便利なので、いろいろな引き合いはあるのでしょうが・・・・ 一定の利用を確保しようとしたら、ガンバかセレッソの本拠地にでもしてもらうとか、花園からラクビーを引っ張ってくる?

 でも、ただでさえ混雑するターミナル駅が、試合開催時はますます混雑して収拾がつかなくなるような気もしますね。

 

 非常に長い目で見るなら、ニューヨークのセントラルパークよろしく広大なオープンスペースと、都心に人を呼び戻す・ 引き付ける住居地区がある方が良さそうに思います。

 ただ、大阪市にしろ大阪府にしろ、大規模な開発整備をするだけの財政的体力はもはや無し。開発事業の採算性を考えれば、 商業施設にしろスポーツ施設にしろ、そちらの方向に行かざるを得ないのですかね。

 

YOMIURI ONLINE
大阪駅北に新競技場構想、8万人規模に

 サッカーのワールドカップ(W杯)決勝戦会場としても使用可能な8万人規模の新スタジアムを、大阪では「最後の一等地」 と言われるJR大阪駅北側の梅田北ヤードに、10年後をめどに建設する構想が浮上していることが、わかった。

 日本開催が決まった2019年のラグビーW杯、日本が招致に乗り出している18、 22年のいずれかのサッカーW杯会場としての使用を目指しており、国内最大級となる球技の新拠点誕生を目指す。

 関係者によると、地元自治体と競技団体が検討を進めており、まとまれば、国立の競技場として国に誘致を働きかける。 建設費は数百億円と見込まれ、サッカー、ラグビーなど球技専用となる。当初は仮設スタンドも含め8万人を収容可能とし、 W杯終了後は、改修して4万人前後のスタジアムとする予定という。

 東京が立候補していた16年夏季五輪の招致に失敗。東京・ 晴海地区に計画していた10万人規模の新スタジアム構想が白紙となった状況も背景にあるとみられる。ただ、 地元自治体が事業費を負担することは難しいとみられ、国や競技団体の意向が実現へのカギとなる。

 梅田北ヤード開発は、旧国鉄の未処分地・梅田貨物駅の跡地を活用する官民一体のプロジェクト。12年までに、 先行開発区域の東側7ヘクタールに先端産業の研究拠点や商業施設、マンションなどが整備される予定。スタジアムは、 西側に残った17ヘクタールの敷地に建設する構想が持ち上がっている。また、オフィス棟を併設し、 テナント収入を維持管理費に充てる案もある。

 18、22年のサッカーW杯開催地は来年12月に両大会が一括決定される。

(2009年12月7日14時52分  読売新聞)

 

 

posted by いさた at 19:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 景観とまちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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