大関千代大海が2場所連続で負け越して、関脇陥落が決定。来場所は進退をかけ、 大関復帰がかなわなければ引退するようです。
千代大海の選択は大関から落ちたら引退ということですが、番付が下がってもなお現役続行する力士もいます。 それぞれの考え方でしょうが、スポーツや格技では比較的「引き際」がはっきりしていると思います。
自身を振り返って設計者のことを思うと、こちらにもいつか「引き際」が来るはずですが、あまり明確ではないようです。
第一線で物事を考えながら、どんどん自分の手を動かす働き方を「現役」だとすれば、 経験を積んで指導的役割が多い年齢になってくると、徐々にフェードアウトしていっていると言えるかもしれません。もちろん、 「生涯現役」という方も中にはおられるでしょうが。
自分自身で期待するような思考・発想のパフォーマンスが出せない、と感じるようになってきたら、それが「潮時」 なのかもしれません。
いや、もしかすると潮時ではなくて、次のステージに上がる前の壁に当たっている可能性もありそう・・・
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「11年前の関脇の気持ちで頑張る」 陥落の千代大海
2009年11月24日20時53分
大相撲の大関千代大海(33)=大分県出身、九重部屋=が24日、 福岡市の福岡国際センターで行われている九州場所の10日目で横綱朝青龍に敗れて8敗目を喫し、 2場所連続の負け越しで関脇への転落が決まった。11日目から休場し、大関復帰をかけて来年の初場所に臨む。この日の取組後、 「11年前に関脇だったころの気持ちで頑張る」と話した。
史上ワーストの14度目のカド番だった今場所は、初日から2連勝したが、3日目から8連敗。99年春場所以来、 史上最長の大関在位記録は65場所で途切れる。大関の関脇転落決定は、04年九州場所の栃東(現玉ノ井親方)以来。
初場所で10勝以上すれば、大関復帰となる。本人と師匠の九重親方(元横綱千代の富士)は「(復帰の可能性がなくなる) 6敗した時点で辞める」と口をそろえており、来場所に進退をかける。
どの世界でも、世代交代というのはありますけれども、我が僧侶の世界でも、この引き際というのは難しいですね。やはり宗派の性格によって、この違いがあるようです。頑張って後進を育てるべき宗派は、交替が早く、そうでもない宗派は、死ぬまで現役に留まれるようです。
僧侶の世界のことはわかりませんが、「修行」という観点からは、「生涯現役」ということになるのでしょうか。
きっと、引退したくても引退を許されなかったのかもと、勘ぐってます。
そういう事情もあるのかもしれませんね。
先行きを考えると、当面は琴光喜が頑張っていくしかなさそうですね。