行政刷新会議なるものが「事業仕分け」というものをして、国が行う事業の要・ 不要やら改善やらを断じていっている最中です。ここでの結論が「決定事項」では無いと思いますが、 まあ決定に対する判断材料にはなるのでしょう。
事業もいろいろあって、例えば天下り役人を養うための事業は、それこそ「ムダ」と切って捨てても良いですが、 短時間に事業の内容を見ただけで判断するのは無理な事業も当然あるでしょう。
今日は、次世代スパコンの技術開発費の削減要求、というものが出たようです。 「国民目線で言えば世界一にこだわる必要があるのか」といった指摘があったらしいのですが、こういう発言を聞くと、ああ、 多分目先のこと、長くても次の総選挙のある4年後ぐらいまでしか考えてないんだろうなぁ、という思いがします。
長期的に見て日本国をどう立国していくか、といったようなものの見方はしていないように感じます。 どうも戦略は無さそうな感じですね。
国民目線、と言えば聞こえはよいですが、逆に言えば庶民に馴染みが薄いものは切り捨てる、という評価法かもしれません。
短期的になんとかすることで、国民への人気取りには向いているのかもしれませんが、 あまりにこういう路線が継続するならじりじりと沈んでいく一方な気がしますけどね・・・・いや、じりじりなどとは言わず、 もっと急速か?
asahi.com
次世代スパコン「予算削減」 事業仕分け3日目
2009年11月13日13時23分
来年度予算要求の無駄を洗い出す行政刷新会議の「事業仕分け」は13日、3日目の作業に入った。文部科学省所管の 「次世代スーパーコンピューター」の技術開発(概算要求額約270億円)は、財政難などを理由に予算総額の削減を求めた。 地方交付税については、仕組みが複雑で非効率な予算執行があるとして「制度の抜本的な見直しを行う」と結論づけた。
独立行政法人・理化学研究所が開発を進める次世代スパコンは、 世界最高レベルの演算性能を目標に12年度の完成を目指し、神戸市のポートアイランドで建屋の建設が始まっている。これまで、 今年度分を含めて計545億円の国費を投入。完成すれば、大気や海流など地球レベルの気候変動の予測や、 地震による災害シミュレーションなどの研究のほか、ナノテクノロジー分野での産業利用などが見込まれる。
だが、仕分け人は「国民の目線で言うと世界一にこだわる必要があるのか」などと指摘。研究所側は 「サイエンスには費用対効果がなじまないものがある」と反論したが、来年度予算の計上を見送るなどの予算削減が必要とした。
「和歌山カレー事件」の科学鑑定に使われた大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)も効率化が必要として、 来年度予算要求(約85億円)の削減を要求した。
地方交付税では、自治体の財源不足を補うために増額が必要として、原口一博総務相が来年度予算で1兆円超の増額を要求。 仕分け人は「不要不急のダム建設の裏負担に使われている」「配り方がおかしい」などと指摘したが、 仕分けの結論としては予算額の増減に触れなかった。
財団法人・21世紀職業財団の二つの助成金(計約40億円)も取り上げられた。従業員が育児・ 介護休業を取った後に円滑に職場復帰できるプログラムを導入したり、 パートタイマーの能力開発や待遇改善に取り組んだりした企業に助成金を支給する仕組み。仕分け人は、 財団法人による運用形態について「天下り法人の仕事づくりにすぎない」などと指摘し、業務のあり方の「見直し」を求めた。




最先端の科学技術を国民目線で語って貰ったら困りますねぇ。
こんな簡単な話しで技術開発を捨てたら日本はおしまいです。ただでさえ理系離れなんて言われてるのに。
高速道路は無料化すべきと思ってるけどこんな事してまで無料化だの子供手当てなら今まで通りでいいですわ。
>最先端の科学技術を国民目線で語って貰ったら困りますねぇ。
説明側がこれぐらいのことを言って欲しいですね。
予算カットありきで、自分たちが理解できないものはとにかく切って捨てるというスタンスかもしれません。