休日の高速料金が千円になったおかげで、クルマで遠出をする人が増え、 おかげで高速道路でガス欠になるトラブルも増えているそうです。
ガス欠でJAFが出動する回数も増えていて、asahiの記事では燃料が少なくなったら、 高速代をケチらずに一度一般道に降りて給油しなさい、という締め方になっていますが、 これは高速道路内の給油所が少なくなっているという現実問題へのとりあえずの対処策であって、本質的な解決にはなっていません。
採算面などの問題で給油所が廃止になり、結果的に給油せずに走らないといけない距離が長くなっているという、 サービスレベルの低下が本質的な問題。確か、昔なら原則として「給油所は50キロごとにある」 ものと考えても差し支えなかったように思います。
経営面で給油所を増やせないのであれば、このSAを逃すと長距離給油できません、 という注意をドライバーに喚起する対処はしないとダメでしょうね。しつこく標識を出すとか。
現在も一部では行われているのでしょうが、利用者が増えていて、 長距離ドライブに慣れない層も増えていると思われるので、より周知することを考える必要がありますね。
給油のために、一般道に降りないといけない高速道路というのも旅行者にとっては意味が薄い。 一般道で営業するガソリンスタンドにとっては、逆にビジネスチャンスかもしれませんが。
asahi.com
千円高速、ガス欠も増えた 給油で一般道降りたくない?
2009年11月3日1時30分
「休日通行料千円」が続く高速道路で、ガス欠トラブルが多発している。どこまで行っても千円とはいえ、無理は禁物。 紅葉が各地で見ごろを迎えているが、車で遠出の際はご注意を。
9月の5連休中の未明。日本自動車連盟(JAF)の職員が、中国道の吉和サービスエリア(SA、広島県廿日市市) に駆けつけた。九州旅行に向かう夫婦の車は、燃料が次の給油所まで持つか持たないかという状態だった。 同SAの下り線の給油所は昨年11月末に廃止。夫は疲れた表情で「給油所は50キロごとにあると思っていたので……」。
自動料金収受システム(ETC)の利用車に限り、土、日、祝日の高速料が上限千円になったのは3月下旬。
「千円」効果で、休日の高速道の利用台数は全国で1.2倍程度に増えたが、ガス欠のSOSはそれ以上に多い。 JAFによると、高速道でのガス欠による出動は、黄金週間とその前後の8日間が592件で、前年の1.55倍。 お盆期間の9日間も758件で同1.37倍に。シルバーウイークの5連休(9月19〜23日)は400件で、 飛び石連休だった前年(9月20〜24日)と単純に比較はできないが、2.19倍に増えた。
西日本では特に中国道の広島県と山口県にあるSAやパーキングエリア(PA)への出動が多発した。 県境近くの吉和SAの給油所は下り線に加え、上り線も今年3月末に廃止され、安佐SA(広島市安佐北区)―美東SA (山口県美祢(みね)市)間の約150キロで給油所がなくなった。この間で燃料切れになりそうになった車が、 救援を呼ぶケースが増えた。ドライバーたちは「カーナビが古くて給油所があると出ていた」などと説明していたという。
JAFの広報担当者は「給油のためにいったん一般道に降りることをためらって、 ガス欠になってしまったドライバーも多いのでは。早めの給油を心がけてほしい」と呼びかけている。(丑田滋)
確かに高速では50キロごとに給油所があるはずだったのですが・・・。
150キロは明らかなサービスダウンですね。
この区間に入る手前に大きく注意を喚起する標識が必要ですね。
採算がとりにくい所ではスタンドの規模を縮小し、
セルフスタンドにするなどの経営改善も必要でしょう・・・。
こういうサービスダウンが増えているなら、教習所でも教える内容を変えているかもしれませんね。
高速では給油できないことがあるから、給油所があるところを把握しておくように、とか。
これから、高速料金を無料にしたら、途中で給油のため高速を降りても問題ない、みたいな方向にならなければ良いが、と杞憂したりしています。
ガソリンめ、という感じですね。早いとこ新しい燃料でもできないものでしょうか。永久燃料とか。無理ですかねぇ。長距離走ってガソリンの消費が上がって儲かるのは誰なのかが知りたいです。
しばらくぶりですね。
>永久燃料とか。
ソーラーパネルで発電する電気自動車というのが最も実現が早いですかね?
永久燃料ができたら、争奪戦で世界中が大変なことになりそうな(^^;
>ガソリンの消費が上がって儲かるのは誰なのかが知りたいです。
風が吹くと桶屋が儲かる的利得がたくさんありそうですね。