新型インフルエンザのワクチン接種は2回行う予定だったそうですが、 健康な成人男女を対象にした臨床試験によると1回だけでも効果が期待できるらしいです。
回数を減らすことで、限られたワクチンをより多くの人に接種できるかもしれません。
とは言っても、新型インフルエンザの予防接種は優先順位があって、健康な働き盛りの大人で医療従事者でもなければ、 まず順番が回ってくることは無いのでは。小学生以上の子供も同じような状況でしょうか。
ワクチンの生産能力にも限界があり、季節性インフルエンザのワクチンも今年は品薄状態であると聞きますね。
来週あたりから季節性向けの予防接種が始まります。ウチは、 例年通り季節性インフルエンザの予防接種を受ける事にしました。
新型インフルエンザも気になりますが、順番が回ってくるかどうかわからないものを待っていても仕方がないので、 まずは確実にやってくるものに対して早く備える方が有効ですね。
予防接種も万能ではないので、やはり手洗い・うがいなど、予防の基本の徹底は続けないとダメです。
asahi.com
新型インフル国産ワクチン、中高生らは1回接種へ
2009年10月16日13時45分
新型の豚インフルエンザに対する国内産ワクチンの臨床試験について、厚生労働省は16日、健康な成人なら 「1回接種でも効果的な免疫反応が期待できる」とする中間報告をまとめた。足立信也政務官は同日の会見で、 同日午後の専門家による意見交換会を踏まえ、 来週にも2回接種が前提のいまの接種時期や対象を一部見直すかどうか決める考えを示した。意見交換会では、 医療従事者と中高生は1回接種でほぼ合意した。
臨床試験は国内の四つの医療機関で、9月17日から20代〜50代の健康な成人男女計200人に実施。 194人のデータを解析したところ、通常量(15マイクログラム)を打った集団では、96人中72人(75%)で、 ウイルスへの抵抗力を示す指標(抗体)が国際評価基準に照らして「効果あり」のレベルまでになった。倍量(30マイクログラム) の集団は98人中86人(87%)とさらに効果のある人が多くなった。
「1回で効果あり」と報告した欧米の臨床試験と比べても「遜色(そんしょく)ない」としている。
政府は来春までに2回接種で7700万人分を準備する方針。国内産は2700万人分。人によって1回にできれば、 ワクチンを節約でき、接種対象を広げられる。
一方、特別な有害事象にあたる例として、急激なアレルギー反応「アナフィラキシー反応」 と全身に発疹症状が出る中毒疹が各1例あった。
今年は新型はもとより従来のものもワクチンを受けるのが難しそうですね。。
うちには幼い子がいるので、その子たちの分は何とか確保してやりたいものです。
ウチも例年ならもっと遅くに接種を受けているのですが、今年は供給量が少ない、ということで早々に予約を入れました。
まだ間に合うとは思いますが、早めに手を打っておく方が良いようです。