昨日のことになりますが、自民党の中川昭一 元財務・金融大臣が自宅で急逝。あまりに突然のことでとても驚きました。
死因は現在でもはっきりしないようで、行政解剖によると循環器系の異常や飲酒の形跡があったことがわかっている程度。 さらに病理解剖をして詳しく調べるそうです。
最近は不眠や体調不良を訴えていたそうで、睡眠薬など処方されていたそうです。長年の飲酒による身体への負担、 衆院選落選のストレス、睡眠薬とアルコールの相乗作用? 結果的に致命的な異常が発生したのでしょうか?
状況からすると、病死であり、自殺ではない感じです。56歳は、政治家としてはまだまだこれからでしょう。 中川氏は無念でしょうか・・・
先頃のG7の「酩酊会見」で醜態をさらしてはしまいましたが、農水相時代のアメリカ産牛肉輸入問題での交渉や、 中国への態度など、はっきりと意見を言えるあたり、私は好きな保守の政治家でしたね。
これから建て直しを図ろうかという自民党にとっても、貴重な人材を失い大きな痛手となったことでしょう。
議員として復帰できたら、将来の活躍を見てみたかった人物ですが、それももうかないません。 今は故人の冥福を祈るばかりです・・・
YOMIURI ONLINE
中川昭一元財務・金融相、都内の自宅で死亡
4日午前8時20分頃、自民党の中川昭一元財務・金融相(56) が東京都世田谷区内の自宅2階ベッドの上でうつぶせの状態で動かなくなっているのを妻が発見、「体が冷たくなっている」 と119番通報した。
東京消防庁の救急隊員が現場に駆けつけたところ、すでに死亡していた。警視庁世田谷署では病死の可能性もあるとみて、 死因や詳しい状況を調べている。
(2009年10月4日10時14分 読売新聞)
4日朝死去した中川昭一氏の自宅周辺は朝から報道陣や近所の住民ら約100人が集まり、騒然とした。
中川氏は1953年、中川一郎元農相の長男として東京都渋谷区で生まれた。東大法学部卒業後、 旧日本興業銀行に勤務したが、一郎氏が自殺したことに伴い、83年の衆院選に北海道旧5区から自民党から立候補して初当選。 小渕内閣で農相、小泉内閣で経済産業相、党政調会長、麻生内閣で財務・金融相など政府、党の要職を歴任した。
今年2月にローマで開かれた先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の閉幕後の記者会見で、 ろれつが回らず批判を浴びた。中川氏は風邪薬を服用したと釈明したが、混乱を招いた責任を取って財務・金融相を辞任。その後、 選挙区に戻り、妻とともに「おわび行脚」を重ねた。8月30日投開票の衆院選では道11区から9選を目指したが、 民主党の石川知裕氏に敗れ、比例選でも復活できなかった。
(2009年10月4日12時55分 読売新聞)
東京都世田谷区内の自宅で4日朝、遺体で発見された自民党の中川昭一元財務・金融相(56)について、行政解剖の結果、 循環器系に異常が発見されていたことがわかった。
一方、警視庁による検視の結果、中川氏の死亡推定時刻は3日午後11時頃と判明した。
同庁幹部などによると、4日午後に行われた行政解剖では、血管などの循環器系に数か所異常が発見されたほか、 血液からは微量のアルコール成分が検出された。
中川氏は、発見前日の3日も午前中からベッドに横になっており、妻が午後9時頃に帰宅した際は、 ベッドの上で眠っていたという。中川氏が死亡していたベッドには嘔吐(おうと)した痕跡があったほか、 自宅からは医師から処方された睡眠薬など数種類の薬が発見されている。
中川氏は少なくとも今月に入ってから、体調を崩していたといい、同庁は病理検査を行い、 死亡との因果関係について詳しく調べている。
(2009年10月5日12時38分 読売新聞)