宇宙工作員ケルス登場。第7話で登場したケサムとは目の色が赤→青に変っている。
冒頭、ホログラムで射撃の訓練をするコバ隊員。最後の敵だけはどうしても命中させられないようである。
エリーがコバに体重を7%移動して・・・だの説明するが、人間であるコバ隊員にはそんなことはそうそうできない。
そうしているうちに、エリーが何者かによってクラック、コントロールされ、
エリーはダッシュアルファでDASH危地から脱走。コバは隊長にエリーの異変を報告すると共に、
ダッシュドゥカでエリーを追跡開始。DASH基地はコンピュータが封鎖され、機能を停止してしまう。
コンピュータが封鎖されると何もできない、という当りが現代的?
さて、エリーはどこかの工場か倉庫に捕えられているが、自分でウィルスを除去して再起動。そこには、
宇宙工作員ケルスがおり、ケルスはエリーからデータを引出してUDFの防衛システムを無効化し、さらにはエリーを、
(地球が射程距離に入った後の)ミサイルの誘導装置にしてしまっていた。
ケルスは、ケサムと同様にイケメンですが、ちょっと狂ったような感じです。
工作員顔をしたして他の工作員もしくはアンドロイドを連れているので、ちょっとエライ地位なのかも知れません。
エリーに接近しているコバは、工作員(手下)とガンファイト。冒頭の射撃訓練は複線です。
これまであまり活躍の場が無かったコバ隊員の、なかなかの見せ場です。
捕えられているエリーは、自力でDASH基地と連絡を取り、工作員のたくらみを告げる。DASH基地でも、
宇宙空間の異常な次元振動から、宇宙工作員の再侵入に気づいていた。宇宙工作員ケサムのことを思いだすミズキ隊員ですが、
今回の話ではあっても無くてもいいようなシーンになってしまいました。
トミオカ長官は、ミサイル誘導装置と化したエリーの破壊指令を告げる。DASHメンバーは仲間だとして抵抗するが、
命令は命令である。ミサイル発射まで後20分、基地が封鎖されて出撃できない今、エリー救出の役目はコバに一身にかかる。
ショーンは、基地を封鎖するプログラムの解除にかかる。
コバは手下を倒しながら、エリーの元へ向うが、ケルスに足をやられてしまう。ケルスはなぜかトドメを刺さずに、 立去ってしまい(詰めが甘い)、結局コバはエリーの元に到着。合理的思考で 「ミサイル攻撃回避のため自分を破壊してください」とコバに言うエリー。コバは「人間は非合理なんだよ」と破壊しない。 冷静なエリーと熱いコバの対比が面白いです。
再度現れたケルスに、エリーを人質に取られ、かつ手下に挟み撃ちにされるコバ。
ここで得意の二丁拳銃をクロスで発射し、危機を脱したコバとエリー!コバ隊員、これまでで最大の見せ場だ!
ショーンが封鎖プログラムを解除し、ダッシュバードで出撃した他のDASHメンバーもケルスのアジトに駆けつけ、
ケルスに迫ります。ミズキは自分が倒した手下の顔を見てまたも複雑な表情ですが、
やはり本筋とは関連が薄い描写になってしまいました。ミズキがケルスと絡めば、また意味があったのかも知れません。
コバとエリーの元にDASHメンバーが駆けつけ、逃げるケルス。カイトは一人後を追い、二人とも屋上で変身、 戦闘に突入。ケサムもなかなかに強かったが、ケルスも同じように強い。人型ということもあり、マックスの好敵手、 という感じ。瞬間移動の描写が、スピード感があって良い。
苦戦するマックスですが、マクシウムソードで、
ケルスの腕のミサイル誘導装置を破壊(このあたりもケルスは詰めが甘い)、急所を一閃し、
ケルスがひるんだ隙にマクシウムカノンでトドメを刺します。さらに宇宙へ飛び、マックスギャラクシーでミサイルを破壊、
地球は危機を脱します。
マックスギャラクシーはここのところ乱れ撃ちですね。
DASHメンバーはマックスの闘いを観戦していましたが、カイトが一人いないことに誰も突っ込まない。もう、
暗黙の了解になっているのでしょうか。
ラストは、全治1週間で療養中のコバ隊員のもとに、エリーが見舞に訪れ、
先の闘いで使えなくなったグローブの代りをプレゼント(支給品なのだろうが)します。
二人の間の微妙な空気は、恋が芽生えたのでしょうか?最後にエリーがにっこりと微笑んで終り、でしたが、
こういう終り方は以前にもあったような気がします(気のせいかも)。エリーもこれでまた一歩、人間に近づいたのでしょうか。
今回は、エリーとコバ隊員が軸で、コバのガンアクション、マックスvsケルスなど、戦闘シーンが多く、 ストーリーよりもスリルとアクションで楽しめる作品だったと思います。 エリーがアクティブモードで再起動しても良かったかも知れません。
「宇宙工作員」は2回目の登場ですが、うまく設定してやれば、次回登場するバルタン星人並みに、 作品を越えて繰返して登場するような名悪役に成長するかも知れないですね。
カテゴリ・ウルトラマンマックス
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ウルトラマンマックス全体感想
マックス23・24話[予告編]
マックス21話[予告編]
マックス19話[予告編]
マックス13話[予告編]
ギャラクシーとゼノン
マックス5話[予告編]
本編レビュー
40話 スペシャル・フィナーレ ←全怪獣・宇宙人登場の総集編
39話 つかみとれ!未来 ←未来は明るかった!
38話 地上壊滅の序曲 ←ミズキ隊員、殉職?
37話 星座泥棒 ←ロマンティックな佳作。設定はちょっとつらいが
36話 イジゲンセカイ ←シャマー星人の逆襲。再利用色強し・・・
35話 M32星雲のアダムとイブ ←怪獣を殺してばかりでいいの?
34話 ようこそ!地球へ(後編) ←バルタン星人たちに平和が訪れた?
33話 ようこそ!地球へ(前編) ←バルタン星人超巨大化
32話 エリー破壊指令 ←工作員再び。コバのガンアクションが冴える
31話 燃えつきろ!地球!! ←ギャグ+シリアスの快作。ダテ博士いいとこ取り
30話 勇気を胸に ←マックスに頼ってばかりでいいのか?
29話 怪獣はなぜ現れるのか ←ウルトラQ同窓会
28話 邪悪襲来 ←怪獣デザインコンテスト第1位が登場
27話 奪われたマックススパーク ←エレキング再登場、アクション編
26話 クリスマスのエリー ←クリスマス特別ファンタジー編
25話 遙かなる友人 ←心温まる一編
24話 狙われない街 ←セブン「狙われた街」の後日談
23話 甦れ青春 ←原点回帰を感じる佳作。ダテ博士
22話 胡蝶の夢 ←実相寺監督作。賛否両論の問題作
21話 地底からの挑戦 ←ゴモラ登場、でも扱いがちょっとかわいそう
20話 怪獣漂流 ←交互に来るギャグ編
19話 扉より来たる者 ←サービスモード全開、オザキ博士
18話 アカルイセカイ ←シャマー星人のキャラが強烈
17話 氷の美女 ←16話の次は順番が悪かった
16話 わたしはだあれ? ←マックスギャグ編の最高峰
15話 第三番惑星の奇跡 ←マックスで一番の傑作ではないでしょうか
14話 恋するキングジョー ←キングジョー登場
13話 ゼットンの娘 ←ゼットン、ゼノン、ギャラクシー。一つの山場か
12話 超音速の追撃 ←ちょっとギャグ編
11話 バラージの預言 ←アントラー登場
10話 少年DASH ← メタシサスのデザインは好きです
09話 龍の恋人 ← なかなか味わい深い佳作
08話 DASH壊滅!? ←エイリアン風
07話 星の破壊者 ←イケメンです
06話 爆撃、5秒前! ← レッドキングとピグモン登場
05話 出現、怪獣島! ← レッドキングとピグモン登場
04話 無限の侵略者
03話 勇士の証明
02話 怪獣を飼う女
01話 「ウルトラマンマックス誕生!」
※01話〜04話はブログ開設前なので記事無し。