新型インフルエンザが流行していますが、横浜市の小学6年生が亡くなられたそうです。国内の未成年者では初とのこと。
まずは、亡くなられた子供さんの冥福をお祈りいたします。
病状の経過は、過去に気管支ぜんそくをわずらったことがあり、今回は心筋炎の疑いで入院(これも怖い病気の一つ)、入院後の検査でインフルエンザ感染が確認され、集中治療室で治療をうけていたが、残念ながら亡くなったということです。
直接の死因は「頭蓋内出血」のようで、インフルエンザとの関連は不明とのことです。
・・・・こういう話を聞くと、ウチの子供はまだ小さいし、親として心配になります。
新型インフルエンザは肺で急速にウイルスが増殖し、重症になるとウイルス性肺炎を引き起こすのが季節性と違うところ。ですので、死因が肺炎というのなら理解しやすいのですが、頭蓋内の出血というのはどうなんでしょう。
確か先日、同じく新型インフルエンザに感染していた20代の女性が、頭蓋内出血(くも膜下出血)で亡くなったという情報があったと思うのですが、今回のケースとどこか似ているような・・・?
頭蓋内出血が新型インフルエンザにより起きやすくなるのか?それは感染者一般の傾向なのか、それとも持病があるなど限られた条件があるのか?はっきりしたことはわからないようです。
ただ、頭の片隅にでも留めておいて、インフルエンザ脳症の可能性と合わせて、注意しておいた方が良さそうです。
注意したら何とかなるのかどうか。予備知識があって、早く異変に気づけば救われる可能性があるかもしれません。今のところ、特に注意が必要なのは、吐き気やけいれんなどの脳に関連がありそうな異変と、呼吸に関する異変のようです。
asahi.com
新型インフルエンザに感染の12歳死亡 横浜
2009年9月17日22時52分
横浜市は17日、新型インフルエンザに感染した同市都筑区の小学6年の男児(12)が死亡したと発表した。頭蓋(ずがい)内出血が死因とみられる。気管支ぜんそくの病歴があるが、新型インフルエンザ感染との因果関係は不明という。厚生労働省によると、新型インフルエンザの感染が疑われる患者の死亡は全国15人目。未成年者で亡くなったのは初という。
市によると、男児は今月2日午前、39度台の熱と吐き気のため近くの病院を受診。発熱が続き、意識がもうろうとしたため翌3日に市内の別の病院に入院した。ウイルスが原因とされることが多いという「心筋炎」と診断され、集中治療室で治療を受けていた。入院後の血液検査でインフルエンザが疑われ、14日に横浜市衛生研究所でA型が確認されたという。
死因は頭蓋内の血管腫から出血を起こしたためとみられている。横浜市の修理淳・医務担当部長は「心筋炎で出血を起こしやすくなるが、頭蓋内出血も含め、インフルエンザとの関連も現時点では分からない」と説明した。
日本アレルギー学会によれば、インフルエンザ感染はぜんそくを悪化させる原因のひとつ。呼吸器へのウイルス感染が発作を起こしやすくするという研究があるという。
厚生労働省のまとめでは、7月28日〜9月1日に新型インフルで入院した患者579人のうち半数弱に持病があり、ぜんそくなど慢性呼吸器疾患は138人と持病の中で最多だった。
横浜市では夏休み終了後から17日まで、延べ70校82クラスがインフルエンザによる学級閉鎖となっている。
やはり、徐々に拡大していますし、また、死者も増えてきました。既往症との関わりを、マスコミは喧伝していますが、でも亡くなる場合は亡くなるのでしょう。徹底した予防と、早めの対策、それに尽きますね。
>徹底した予防と、早めの対策、それに尽きますね。
そうですね。
しかしながら、かかってしまった時のことを思うと、特に注意を払うべきポイントを自分なりに考えておかないといけないな、と思っています。
現時点では、新型に関連した病状が詳しくわかっていないので、それぐらいしかできないと言いますか。
GW明けに起きたマスク品切れの狂乱騒ぎ。
あの反動か、私自身も新型インフルに対する構えに、気の緩みが出ていました。
子供の学校でも閉鎖の教室がチラホラ。
今年の冬はやっぱり流行るのでしょうか?
今年の冬の流行は、すでに既定路線でしょうね。
新型もさることながら、季節性も流行するでしょうから、今以上に大変なことになるのでは。