来月の中旬頃に、中国が初の火星探査機をロシアの協力のもと打ち上げる見通しだそうです。
中国が宇宙に乗りだしていることは知っていましたが、火星探査機を飛ばすまで行っているとは・・・ちょっと驚きました。
来年以降、月探査プロジェクトや、2020年頃には大型宇宙ステーション建設も目指しているようです。 あまり情報が入ってきませんが、かなりイケイケで進んでいるんですね。
5年後ぐらいには、宇宙開発競争での脅威になっているかもしれません。
YOMIURI ONLINE
中国初の火星探査機、来月6〜16日打ち上げ
【北京=佐伯聡士】中国が初の火星探査機「蛍火1号」を、建国60周年(10月1日)直後の10月6〜16日の間に、 カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から、ロシアの協力で打ち上げる見通しとなった。
中国各紙が宇宙開発関係者の話として伝えたもので、月探査や宇宙ステーション、 新型ロケットなど2010年以降のスケジュールも判明した。
蛍火1号は現在、ロシアで試験が行われており、9月下旬に終了後、バイコヌール宇宙基地に運ばれる。発射後、 3億5000万キロを飛行し、10年8月ごろ、火星付近に到達する予定。
月探査プロジェクトでは、探査衛星「嫦娥(じょうが)2号」を10年後半から11年前半に打ち上げ、 同1号より低高度の上空100キロから探査を行う。12年か13年に、3号を打ち上げ、無人探査車を月面に着陸させる。 17年には無人探査で、月面のサンプルを地球に持ち帰ることを目指す。
さらに、20年ごろの大型宇宙ステーション建設に向け、10〜15年に小型の宇宙実験室を2〜3打ち上げ、 無人宇宙船や有人宇宙船とのドッキング実験を繰り返す。次世代ロケットとしては長征5号を検討しているが、 新型の6号の研究開発も始まり、13年に完成する見通しだ。
(2009年9月12日18時31分 読売新聞)