先頃のベルリン世界陸上の女子800mで優勝した南アフリカの選手が、性別の調査を受けていましたが、 両性具有であると判明したようです。
驚異的な記録やその筋肉質な体格と低い声から、性別の調査となったわけですが、「女性」ではなかった、 ということですね。
国際陸連は、この結果をもとに対応を検討するそうですが、こういったケースに対する規則は定まっていないのでしょうか− 対応を検討するということは、規則は無いのでしょうかね。
金メダルが剥奪されることになるんでしょうか。場合によっては性差別問題に絡んできそうでもあるし、 判断は難しいものになるかもしれませんね。
順位付けはともかくとして、記録自体は、女子陸上記録としては参考的扱いになりそうですね。
YOMIURI ONLINE
女子800優勝の南ア選手は両性具有…豪紙
【シドニー=岡崎哲】8月にベルリンで行われた陸上の世界選手権女子800メートルで優勝した南アフリカのキャスター・ セメンヤ選手(18)について国際陸連が性別を調査している問題で、オーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルド(電子版) は11日、セメンヤ選手が医学検査の結果、男女両方の生殖器を持つ両性具有だと判明したと伝えた。
同紙によると、血液や染色体、婦人科の検査を行った結果判明したもので、セメンヤ選手には卵巣がなく、 男性ホルモンのテストステロンを大量分泌する精巣が体内にあることが分かったという。セメンヤ選手は出生証明書では女性ながら、 幼少時から男性的な身体能力があると指摘されてきた。
国際陸連は医学検査結果をもとに対応を検討するが、同紙は、セメンヤ選手の金メダルは剥奪(はくだつ)せず、 2位だったケニアのジェネス・ジェプコスゲイ選手にも金メダルを与える可能性を指摘している。
(2009年9月11日13時39分 読売新聞)
難しい問題ですね。
しかし、男女で分ける以上、生まれ方によって分けられてしまうのも仕方ないところです。しかし、気の毒ではありますね。
どう扱うかは難しいところだと思います。
国際陸連がどう判断するのでしょう。
今後陸上を続けるなら、男子選手としてになるのでしょうか。
セメンヤ本人に、自分自身への疑念らしきものが無かったのなら、言われるようにショックな出来事でしょう。
「どちらでもない」という解決は、今回のような競技の上では非常に難しいでしょうね。
違う場面なら、そんな解決の仕方があるかもしれませんね。