アフリカのスーダンで、ズボン着用が「わいせつ」だとして逮捕された女性に対して、罰金刑の判決を言い渡したそうです。 被告は罰金の支払いを拒否したため、1ヶ月間収監されるとのこと。
元の記事には明確な記載がありませんが、ズボンということで、足首ぐらいまでの丈があるものなのでしょうね。
今回の被告を含め、同時に逮捕された12人の女性のうち、10名は既にむち打ちの刑を受けているとのことで、 この裁判には世界から抗議の声が寄せられていたそうです。
世界中から抗議といっても、大方は欧米を始めとする民主主義国からのものでしょうね。日本もそうですが、確かに、 女性の(丈が長い)ズボン着用が「わいせつ」という感覚は無いですね。
そういう感覚からすれば、有罪は無いと思いますが、イスラム世界の価値観が良いか悪いかというのは、 やはり文化が違うので一概には言えませんね。
もしかすると、イスラム世界での女性のズボン着用は、日本で言うなら、先頃のミスユニバース日本代表が着ようとした、 ミニスカート風の和服のようなものか?とも思います。
産経ニュース
スーダンでズボン着用女性に罰金刑、むち打ちは免除
2009.9.9 08:47
スーダンの裁判所は7日、ズボン着用が「わいせつ」だとして逮捕された女性に対し、500スーダンポンド (約1万9000円)の罰金を命じる有罪判決を下した。
国連事務所の記者をしていたルブナ・フセインさんは7月、ハルツームで開かれたパーティーにズボン姿で出席し、 12人の女性と共に逮捕された。そのうち10人の女性は7月にむち打ち刑を受けており、 今回の裁判には世界中から抗議の声が寄せられていた。
最高で40回のむち打ち刑を言い渡される可能性もあったフセインさんは、罰金の支払いを拒否したため、 1カ月間収監されるという。
裁判所の前では、フセインさんを支持するために集まった女性グループと、厳しい刑を求めるイスラム教徒らがもみ合い、 治安当局が出動する事態となった。フセイン被告の弁護士は、控訴を計画している。(ロイター)