ソニーがアイボの生産、QRIOの新規開発をやめて、娯楽ロボット事業から撤退するそうです。 「アルゴリズムたいそう」のQRIOと一緒バージョンは、もう新しいものはできない、ということになりそうです。
不採算事業からの撤退の一貫で、人工知能の研究開発は継続するそうです。不採算事業を切捨てるのは、 企業であれば仕方のないことでしょうが、娯楽ロボットに関する技術は、20年や30年と言った長い目で見れば、 ソニーにとって有益な技術ではないだろうか、と詳しいことはわからないまでも、直感として感じるので、残念な話ですね。
何となくですが、今は苦しくても、研究開発を継続していれば、娯楽ロボットに限らず、 いろいろな分野に応用できる技術が蓄積されて、やがては花開くように思うのですが。
(拙文)
アルゴリズムたいそうQRIOといっしょ
asahi.com
ソニー、アイボ生産終了へ 娯楽ロボット事業から撤退
ソニーは26日、犬型ロボット「AIBO(アイボ)」の生産を3月までに終えると発表した。 非売品のヒト型「QRIO(キュリオ)」の新規開発もやめ、娯楽ロボット事業から撤退する。
99年に登場したアイボは世界で約15万個売れ、ソニーの広告塔でもあった。昨秋、 エレクトロニクス事業を立て直すために不採算事業の撤退や縮小の方針を表明した際「ロボットの研究開発を縮小する」 としていたが、その後の検討で撤退の対象になった。ただ、人工知能(AI)の研究開発は続けるという。
ロボットのほかにもプラズマテレビからの完全撤退など8事業のリストラを発表した。 ブラウン管生産拠点はアジアに集約。新規開発を停止していた最高級ブランド「QUALIA(クオリア)」の生産・ 販売もやめ、撤退する。薄型テレビ事業では液晶とリアプロジェクション(背面投射型)に集中する。