今月は5月。インフルエンザ騒動で、平和だった大型連休の頃は遠い昔に過ぎ去ったように感じますが、もう終盤。
この時期になってくると、研修あるいは先輩のお付き期間が終わったと思われる新人営業マンが、 私がいるような場末の事務所にも飛び込みでやってきます。
とりあえず応対に出ると、まだたどたどしい口調の質問に答えてあげたり、セールストークを聞いてあげたりするのですが、 そんなフレッシュマン達から良く出てくるセリフがあります。
「あの〜、私このあたりを廻っておりまして、新人なもので名刺交換をお願いしたいのですが・・・・」
さて、私はこのセリフを言われたら、名刺交換は断ってさっさと帰ってもらいます。それは、「新人だから」 という訳の分からない理由で名刺交換などしないからです。
きっと新人君は、自社に帰ったら営業に廻っていた証拠として名刺の束を出すのでしょう。あるいは、 名刺の枚数のノルマがあるのかもしれません。
そんな自分の事情を察してくれることもなく、名刺一枚くれない私のような冷たい人間と話をするなんて、 時間の無駄でしかなかった・・・・と新人君は顔に出さなくても内心思っているだろうな、と想像していますf(^^;
数を廻れば、「新人なもので・・・」と切り出せば(可哀想に思って)名刺をもらえるところもあるでしょう。しかし、 それで名刺の数のノルマを達成したとしても、「新人であること」に甘えているのは、仕事の姿勢として間違っているだろう、 と思います。
やはり、自分の都合を訴えるのではなく、客に名刺交換を望ませる、あるいはしても良い、 と思わせる技量が必要ですよね。
ただ、私自身は本格的な?営業職の経験が無いので、実は非常に難しい理想的なことを求めていて、 必要上に厳しい態度になっているのかな?と考えたりもします。
「新人なもので・・・」は昨年あたりから増えてきました。今年は特に良く聞かされます。
何かのマニュアルにでも書いてあるのでしょうか?それとも、営業職の考え方が変わってきたのか?
もし私の部下がこんな営業をしていたら、私も一喝します。
営業に大切なのは「お客様視点」、すなわち相手のことを考えることであり、
「新人云々・・・」はお客様のことなど眼中になく自分の都合のみの台詞ですね。
これは営業だけではなく人間関係においても大切なことですね。
>もし私の部下が...
心強いお言葉ありがとうございます。
相手のことを考えるのは、確かに人間関係一般で大事なことだと思います。
ただ、「新人なもので・・」が増えてきているのはどうなっているのかな、と思います。
そのように教育されていないとしたら、やっぱり自分なりに考えているのでしょうかね。
世代が変わってきて、取り組み方が変化してきているのでしょうか。