2009年05月18日

[イギリス] 時価4億円が22万円に?

 2005年のイギリスで、日本円にして時価4億円とも言われるブロンズ像が盗まれたそうです。これに関し、 警察は像が溶かされて、スクラップとして22万円程度で売られたようだ、という見解になっているとのこと。

 金属に対する需要が高かった中国に売られた可能性があるそうです。

 

 ブロンズ像は長さ3m、高さ2m、重量2tとかなりな大きさ。もともと、芸術品でなく、金属盗が目的だったのか? 盗んだものの、犯人達にとっては「猫に小判」だったようですね。

 警察の見解なので真実かどうかは不明ですが、実際のところ、 溶かしてスクラップにするぐらいしか換金する手だてが無かったのかもしれません。盗品を売り買いする市場もあるのでしょうが、 このサイズでは持て余しそうな気がします。 

 

 作品を返却すれば謝礼に1万ポンド(150万円ぐらい)になったそうですが、逮捕される可能性があり、 それはできなかったのでは。

金額のギャップと言い、芸術品の喪失と言い、もったいない話です。

 

産経ニュース
4億円の像が22万円のスクラップに ムーアの彫刻溶かし中国に売却?

2009.5.18 12:57

 英日曜紙オブザーバー(電子版)は17日、2005年12月に盗まれた英国の彫刻家ヘンリー・ ムーアの時価300万ポンド(約4億3000万円)のブロンズ像が溶かされ、スクラップとして約1500ポンド(約22万円) で売却されたと警察当局がみていると報じた。金属需要が高い中国に売られた可能性があるという。

 ブロンズ像は、1969年から70年にかけて作られた「横たわる人体」(長さ約3メートル、高さ約2メートル、 重さ約2トン)。英南東部のハートフォードシャー州の彫刻公園から盗まれ、当局が探していた。

 公園を管理するヘンリー・ムーア財団は、作品が無事に戻ってくれば1万ポンドの謝礼を支払うとされていた。(共同)

 

 

posted by いさた at 15:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事(国際) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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