愛媛県四国中央市にある富郷ダムの湖畔に、この季節、新緑の日本列島が浮かび上がって見えるそうです。 秋には紅葉になるそうです。asahi.comの写真では、 北海道〜東北〜関東〜紀伊半島〜中国地方あたりまで結構日本列島らしい感じですが、四国と九州はちょっとつらいかも知れません。
これは、昔、スギやヒノキの植林が盛んに行われ、たまたま残った元々の自然林が日本列島の形になったとのこと。 偶然であるのが良いと思います。手入れをすれば四国や九州ももっとはっきりしますが、意図的に作られたとなると、 面白みも半減という感じになるでしょう。
地元では、観光資源として使われているのでしょうか。ちょっとしたネタに使えるかもしれませんね。
このニュースを見て思い出したのが、青森県田舎館村の「田んぼアート」で、こちらは田んぼで意図的に作るものです。 今年の絵柄は「戦国武将」 と「ナポレオン」とのこと。
戦国武将は直江兼続にあやかっているそうですが、原画を見るとかなり複雑な図柄です。年々、 複雑になっていると思いますが、続けている間に作画技術も上がっていっている、ということでしょうか。
アートとして、成長していっていますね。
asahi.com
「日本列島」、山肌に浮かび上がる 愛媛・四国中央
2009年5月14日10時16分
愛媛県四国中央市の富郷(とみさと)ダム湖畔の山肌に新緑の「日本列島」が浮かび上がった。濃緑色の針葉樹林が「海」 で、黄緑色の広葉樹林が「列島」に見える。
地元森林組合によると、1960年代にスギやヒノキが植林された。 植林されずに中腹に残されたヤマザクラやナラなどの自然林が偶然、列島模様になったらしい。
秋には緑の中に紅葉の列島が浮かんで見える。ふもとのレストランは「自然の造形としては上出来。 でも肝心の四国がはっきり見えないのが残念です」。
YOMIURI ONLINE
田舎館村「田んぼアート」今年の図柄は兼続&ナポレオン
穂の色が異なる稲を田んぼに植えてデザインを浮かび上がらせる青森県田舎館村の「田んぼアート」の図柄が、今年は 「戦国武将とナポレオン」に決まった。
今月31日に田植えを始め、7月中旬〜8月中旬に見頃を迎える。
主催する田舎館村むらおこし推進協議会(会長・鈴木孝雄村長)によると、「戦国武将」はNHK大河ドラマ「天地人」 の主人公・直江兼続(かねつぐ)をモデルにしたオリジナルのデザイン。「ナポレオン」はフランスの画家、ジャック=ルイ・ ダヴィッドの「サン=ベルナール峠を越えるボナパルト」を原画にした。大きさは昨年と同様の縦約143メートル、 横約104メートル。今年は赤色を新品種の「祝い茜」に替え、一層鮮やかな色彩に仕上げる。
田んぼアートを巡っては、昨年、一部を広告にしたことに地権者が反発し、広告部分を途中で抜き取った。このため、 今年は広告は募集せず、鈴木村長は協議会で、見学場所の村役場展望台で入館料を徴収することを提案した。しかし、 ほかの協議会の委員が有料化は地権者との違約になると反対し、今年も無料になることが決まった。
31日には「田植え体験ツアー」が開かれ、参加者を20日まで募集している。
参加無料。申し込みは田舎館村産業課(0172・58・2111)へ。
(2009年5月12日23時46分 読売新聞)