総務省が、厚生労働省に「産婦人科」のかわりに「女性診療科」などの使用を認めるように要望したそうです。
Yomiuri Online
「産婦人科」→「女性診療科」名称変更認めて
総務省は18日、医療機関の診療科名として、「産婦人科」の代わりに「女性診療科」などの使用を認めるよう、 厚生労働省に検討を要請した。
総務省に、「産婦人科などには妊娠や性病のイメージがあり、 体調不良の高校生の娘を連れて行くにも心理的な抵抗がある」という相談が来たのがきっかけだ。
医療機関が看板などに広告として表示できる診療科名は政令などで定められ、産婦人科には「産婦人科」「産科」 「婦人科」しか認められていない。総務省は有識者の意見も聞いたうえで、政令改正を求めることにした。 厚労省は医道審議会(厚労相の諮問機関)の意見などを踏まえて検討する方針だ。
総務省に相談が寄せられた、というのもなんだか妙ですが、産婦人科で診察を受けることになる女性にとっては、
「産婦人科」という言葉に抵抗がある人もいる、ということなんでしょうか。
他のブログを見ると、女性の方は歓迎している人が多いような感じですね。
私は男なもので、産婦人科に行く場合、診察を受けるのではなく、付添で行くぐらいなので、 どういう名称でもかまわないのですが、産婦人科の「代わり」というのが気にかかりますね。 選択肢を増やして女性診療科と表示しても良い、というのならまだわかりますが。
「女性診療科」というと、漠然と女性に関する診療を行う、という感じで、現在の「産婦人科」よりも広い領域を扱う、
いわば女性全般の問題を扱っているようなイメージを受けますね。(例えば、女性専門の心療内科だったり、女性専門の内科、
といった感じでしょうか)
果して、それが適切なのかどうか。まあ、そう言うことは有識者の人が考えてくれるのでしょうけれど。
ちょっと、「言葉狩り」の印象を受けるニュースです。