北朝鮮が、またしても「人工衛星を打上げる」と言いだしました。要するに長距離弾道ミサイル・テポドン撃つぞ、 ということですね。
おきまりの威力外交ですが、アメリカの大統領交代で、ここらでいっちょかましとこか、という狙いでしょうかね。 発射の本気度がどのぐらいなのか、現時点では何とも言えないようです。
ミサイルの能力としては、最大に飛べば米国本土にまで達するとのこと。飛行コースは、 日本の青森市〜函館市ぐらいの方向に発射し、太平洋に落す計画では、と見られているようです。
北朝鮮にすれば方角として日本の方へ撃つしかないと思いますが、こちらとしては非常に迷惑な話です。 飛行中に分解して空から降ってくるとか、あらぬ方向へ飛んで日本に落ちてくるかも知れない。
と言っても、撃つ気なら撃つでしょうから、日本に被害が及ばないことを祈るぐらいしかできません。 いよいよとなったら、迎撃ミサイルで迎え撃つか?
一番良いのは、発射に失敗して不発に終ること。
産経ニュース
青森、函館方面へ発射計画か 北の「衛星打ち上げ準備」
2009.2.25 14:51
北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射準備をしている問題で、ミサイルは最大飛距離が約1万キロに達する 「テポドン2号」の改良型で、日本上空に向けて発射する準備が進められていることが24日、米朝関係筋の話で分かった。 米国などが偵察衛星などで監視しており、発射準備は今週中にも完了するという。
同筋によると、テポドン2号改良型は今月8日ごろ、 北朝鮮の平壌周辺の工場から貨物列車で舞水端里の発射台に移動。先週には飛距離を延ばすための発射台が置かれ、 周辺では燃料注入施設なども完成したという。
発射に必要な燃料注入は1日ででき、燃料を十分に注入した場合、 飛距離は8000〜1万キロで米国本土に届くとされる。ただ、「関係国に脅威を与えるのが狙いで、 日本側に向けられている」(同筋)という。具体的には青森市か北海道函館市方面に向かって発射し、 太平洋側に落とす計画とみられている。
北朝鮮が衛生打ち上げ準備を本格的に行っているとする朝鮮中央通信の報道について、 河村建夫官房長官は24日の記者会見で、「すぐにという判断はしていないが、 実際には準備しているという北朝鮮側の報道なので注視しなければならない」と述べた。また、ミサイル発射との見方には 「人工衛星かどうかはコメントを差し控えたい」とした。
いよいよ打ち上げですか。やると言っている以上は、今のところ防げませんので、どうしようもないわけですが、落ちてくる場所だけが気になります。
現実に実行するかどうかは、今のところ何とも言えないようです。
ミサイルが飛ぶのなら、どの国にも影響がないところに落ちるのが良いですね。