岐阜県のある農家の方が、30年以上かけて特大イチゴの栽培法を開発し、来年から販売を始めるそうです。 岐阜県のイチゴのブランドは「濃姫」というものがあるらしいのですが、こちらは「美人姫」とするそうです。
私が日頃、スーパーなどで目にするのは「とよのか」「あまおう」といったイチゴですが、「濃姫」 というのもあるのですね。
さてその美人姫、元記事に写真がありますが、携帯と大きさを比べると確かにデカい。 1個80グラム以上ということですが、写真の見た目は温州ミカンに匹敵するような大きさに感じます。
いかにも食べ応えがありそうなイチゴですが、希望小売価格は一粒5万円だとか。4〜5個入りの1箱だと、 20万ぐらいになるんでしょうかね。ちょっと買ってみようか、いう値段ではありませんが、 贈答用などである程度の需要は見込めるのでしょうか。
特大イチゴ自体は、品種改良ではなく栽培の仕方でできあがるもののようです。ということは、 他のイチゴ産地でも同じように特大イチゴをつくることが可能なのでしょうかね。 栽培法に特許などでしばりをかけているのでしょうか?
もし特大イチゴづくりが各地でポピュラーになれば、 値下りしてきて(農家の方にとっては好ましくないかも知れませんが)、 ちょっと背伸びすれば食べられるようになるのかもしれません。
イチゴ好きには、例え一粒5万でも、興味引かれる一品かも知れませんね。
asahi.com
1粒5万円、特大イチゴ「美人姫」 岐阜の農家開発
2009年2月11日14時4分
岐阜県羽島市のイチゴ農家、奥田美貴夫さん(55)が県ブランド「濃姫」を改良した特大イチゴを開発した。 希望小売価格は1個5万円。「宮崎県の東国原知事が宣伝するマンゴーに絶対に負けない」 と高級果物市場を席巻する意気込みだ。「美人姫」として意匠登録し、来年から販売する。
「美人姫」は1個の重さが80グラム以上。県農政部によると、「濃姫」 は最大サイズの3Lで重さの基準は28グラム以上のため、約3倍の「巨体」になる。
奥田さんは30年以上かけて栽培方法を研究。苗がシーズン初めに開花する「第1花房」 時に3〜5個の花房を残して摘み、栄養分を残った花房に集中させると、約40日後の「第2花房」 時に特大イチゴが収穫できる方法を編み出した。
来年1月下旬〜3月初旬に計500箱(4、5個入り)を出荷する予定。奥田さんは「糖度は15度以上で甘く、 味、色ともに申し分ない。農家の利益も増えるので、農業離れに歯止めをかけたい」と話している。(鷹見正之)