地域通貨(ある地域に限って流通する疑似通貨だそうです)あるいは地元商店街が発行するポイントを使って、県・ 町民税や公共料金の支払ができるというサービスを、山形県高畠町というところが始めたそうです。同じようなサービスは、 全国に既に幾つかあるようですが、公共料金の支払にまで使えるというのは珍しいそうです。
使い道が増えることで発行量が増え、地元商店街の購入者が増えるなどの地域活性化を狙っているらしい。
地域通貨がまわっていく仕組がもう一つよく分りませんが、 実際のお金(円)と地域通貨はリンクしているのでしょうか?そうでなければ、ここのところ話題にのぼっている「政府紙幣」 あるいは逮捕者が出た「円天」と同じ仕組なんでしょうか?
あるいは、地域活性化とは逆の方向で、町が財政対策のため、地域通貨を発行して流通させる、 と言うような事態も考えられるのでしょうか。
地域通貨やシールが具体的にどんなものなのか知りませんが、税金や公共料金の支払に使えるとなれば、 偽造問題が出てきたりしないのでしょうかね。偽紙幣よりは偽造のハードルが低そうです。
先行事例があるという事で、そのあたりは何か対策が講じられているのかも知れませんね。しかし、 あまり前向きなことが思い浮びません・・・・・
YOMIURI ONLINE
ワン券・ニャン券?地域通貨で税金払ってOK…山形・高畠町
山形県高畠町で流通する地域通貨「ワン券」「ニャン券」や、地元商店街で商品を購入すると付与される 「ハッピーシール」で、県・町民税など地方税や公共料金の支払いに使用できるようになった。
発行する高畠商業協同組合の要望などを受けて町で昨年2月から検討し、実施に踏み切った。 地域通貨の試みとしては同県内初で、地域活性化につながることが期待されている。
ワン券・ニャン券は1986年に発行され、流通残高は昨年9月で約700万円。1円が1ワン・ニャンに相当し、 商品券のように購入する。ハッピーシールは85年に発行され、 同組合の加盟店で100円の買い物をするごとに1枚もらえる。350枚集めると500円分の商品券になる。 いずれも同組合加盟店のみで使用可能。
これまでの用途に加え、通貨価値はそのままで、県・町民税や固定資産税、後期高齢者医療保険料、 水道料金や町営住宅の家賃の支払いなどに利用可能となった。同町役場内のJA窓口でのみ手続き可能。 お釣りはでないため、差額は現金で支払う必要がある。
同県大江町でも昨年1月から、商店街で付与されるポイントを税金などの支払いに使える仕組みが行われているが、 高畠町などによると、購入もできる地域通貨が広範な公共料金に使える例は県内初。 全国でも福島県などに数件しか事例がない珍しい試みだという。
使い道が大幅に増えるため、交換手段としての価値が一気に上昇することによって流通量も増え、 地元商店街での商品購入者増加につながると期待されている。
同組合では「地元商店街の活性化に有効な方法と考える。 これをきっかけにさらに券やシールの利用が増えてくれれば」としている。
◆地域通貨◆ ある特定の地域や対象に限って物やサービスの売買に使用される疑似通貨。 地域社会の活性化や住民同士の助け合いを狙いとする。 ボランティアや地域の助け合いなど貨幣に換算できないサービスの交換方法として用いられる事が多い。 対象や価値は様々で明確な定義はないが、全国で数百の事例があるとされる。
(2009年2月10日15時49分 読売新聞)
その内、ビックカメラやヨドバシカメラのポイントカードで払える日も近いかもしれませんね。
ヨドバシのポイントで税金を払ったら、税額の15%をポイント還元、とかになりませんかね(^^;