静岡県島田市が、まちおこしの一環として、「愛するあなたへの悪口コンテスト」というものを行っているそうです。 私は知りませんでしたが、このコンテストは第5回だそうなので、それなりに続いているのですね。
知名度が上がってきたようで、読売のサイトで記事を見つけました。
ほほえましい内容で、見ているとほっとする感じですね。入賞作を見ていると、鋭い観察力が発揮されているようです。
大賞は「あなたって 便座みたいに あったかい」。暖かい便座とは、なかなか良いものをお使いのようですね・・・・ ・私の日常だと、便座から「あたたかい」という発想は残念ながら出てこない(^^;
大賞のフレーズは、悪口というより、むしろ内心嬉しく感じる人間椅子的な人がいたりしませんかね・・・・ f(^^;
YOMIURI ONLINE
あなたって便座みたいにあったかい…「愛の悪口」大賞
静岡県島田市がまちおこし事業の一環として全国から募集した「第5回愛するあなたへの悪口コンテスト」 の審査結果が4日夜発表され、大賞には横浜市青葉区、ポップライター星野利佳さん(43)の 「あなたって 便座みたいに あったかい」が選ばれた。
審査委員長を務めた直木賞作家の村松友視さんは、星野さんの大賞作品を「生活の中で便座は、 暖かさを感じる存在でありながらも、すぐにその暖かさを忘れてしまう。便座と亭主(を重ね合わせた作品) のセンスが素晴らしい」と講評した。
全国的に知名度が高まったこともあって、昨年9月から3か月間の募集期間に、恋人や夫、 妻などにあてて愛情のこもった悪口や皮肉を短い文章でつづった3955点の応募が寄せられた。
メールを使って複数点応募する人も多く、中には1人で203点応募した人もいた。村松さんは、 審査を通した応募作品全般について「弱い男性が強い妻に悪口を言ってほくそ笑んでいる内容が多く、作品を通じ、 男女間の世相を垣間見たようだった」と話している。
準大賞には、千葉市の自由業上中直樹さん(29)の「『離婚を前提に付き合って下さい』と言うべきでした」 が選ばれた。
表彰式は3月8日午後1時から、市中心部のおび通り南側ステージで行われる。午後2時からは、 村松さんの記念講演が同市本通の「市地域交流センター・歩歩路」で開かれる。
◆入賞◆
▽買うときは サイフに聞くな オレに聞け(神奈川県秦野市・早乙女健太郎)
▽「はよ、死にたか」と口にする義母。「いつ死ぬと」と孫に言われて、「今すぐじゃなか」と答える。 (福岡市城南区・薛(せつ)浩美)
▽カミサンを 上司と思えば 割りきれる(東京都荒川区・酒井具視)
▽夫とテレビはデキている。(仙台市青葉区・加藤正江)
▽按摩(あんま)機が妻をクラゲにさせてゆく(福岡市城南区・三吉誠)
◆島田賞(島田市民対象)◆
▽「そんな所で寝てると風邪ひくぞ」優しい言葉に目覚めれば言葉の相手は愛猫だ!?タオルケットもかけてある (島田市阿知ヶ谷・薮崎知世子)
◆ジュニア部門賞(小中学生対象)◆
▽「自分の事は自分でやれ!」そう言うじいちゃん何でも「ばあちゃ〜ん」(愛知県東海市・坂本太一)
(2009年2月6日09時30分 読売新聞)