ホンダが、突然のF1撤退発表。2008年限りで撤退し、チームは売却か解散を考えているとのこと。
現在のF1参戦は、2度の休止期間を挟んで第3期ですが、成績は1勝のみの不振な状態。そんなこともあるでしょうが、やはり経済状況が急速に悪化している現在、年間数百億といわれるF1関連の経費は、カットせざるを得ないもので、撤退が現実的な判断なのでしょう。
報道ステーションで古舘伊知郎がホンダのF1参戦の歴史を簡単に振り返っていましたが、懐かしい調子の一端がかいま見えていました。ホンダがエンジンを供給し、アイルトン・セナが活躍していた華やかな頃を知る者としては、F1撤退は寂しく感じるところもあります。
しかし、最近のホンダはスポーツというよりも、ミニバンメーカーという感が強いですね。ミニバンといえども、低重心・走りを重視したクルマ作りへのこだわりは、スポーツへのこだわりがある部分なのかも知れませんが。
また、かつて言われていた、F1技術の市販車へのフィードバック、といったことは、現在ではあまり期待できないようです。経済状況の悪化と加えて、時代が変わりつつあるのかな、という感じですね。
F1へ復帰するかどうかは白紙だそうです。そのうち、レース界自体も変わってきて、F1よりもハイブリッドカー、といったことになるかもしれません。
YOMIURI ONLINE
ホンダのF1撤退、突然の決断で…チーム売却計画も
ホンダがF1世界選手権から撤退することを5日、発表した。2000年から始まった第3期の挑戦はわずか1勝に終わった。
他のモータースポーツ活動のうち、エンジンを独占供給するインディカー・シリーズ、オートバイの最高峰、モトGP世界選手権の参戦は継続、国内レースの活動については今後検討する。
唐突な撤退宣言だった。5日午後に東京・港区の本社で行われた記者会見で福井威夫社長は「最終的に決定したのは、昨日(4日)だった」と明らかにした。
それほど突然の決断だった。11月には合同テストにも参加、「来年用マシンはほぼ完成していた」という状況にあった。
昨年末にはチーム力向上の切り札として、元フェラーリのロス・ブラウン氏を代表に招いた。同氏は「08年は09年の飛躍のための準備の年」と常に語り、ホンダもその意気込みを共有していた。その野望は吹き飛んだ。
「10、11月に世界の自動車市場が、加速度的に悪化した」という福井社長の言葉は、経済状況の悪化のすさまじさを物語る。
記者会見では、英国に本拠を置くチームを売却する計画も明らかにされた。
「参戦してくれるなら低価格でも売りたい」という。
大島裕志執行役員は「ホンダではなく、チームのメンバーの希望。彼らの利益を考える必要がある」と説明した。740人の社員がおり、撤退は大規模なリストラになる。
しかし「1年を戦えるエンジン数はない」という状況では、購入希望者が現れる可能性は少ない。
2勝を挙げた第1期(1964〜68年)、エンジン供給で69勝を挙げて圧倒的な強さを発揮した第2期(83〜92年)を終える際には、「休止する」という言葉を使った。だが今回は「撤退」。
「戻ってくる計画はない」と福井社長は言い切った。そして、1勝に終わった第3期を振り返り、「思っていたような成績が挙げられず悔しい」と話し、「応援してくれた人たちには申し訳ない気持ちだ」と表情をゆがめた。
(2008年12月5日20時25分 読売新聞)
asahi.com
ホンダF1撤退発表 社長「市場悪化、想像超えている」
2008年12月5日18時52分
ホンダは5日、自動車レースのF1から08年限りで撤退すると発表した。チームを売却する方針を固め、売却先が見つからなければチームを解散する見通しで、「完全撤退」としている。金融危機による世界的な自動車の販売不振が経営を直撃しており、チームの維持費や巨額の開発費の負担は難しいと判断した。
福井威夫社長は5日午後、東京・南青山の本社で記者会見。「サブプライム危機、信用危機、実体経済の急速な後退でビジネス環境が悪化した。効率的な資源配分が必要との考えから撤退を決めた。北米の市場は11月に入って加速度的に減少しており、想像を超えている」と説明。「ファンにもF1界にもチームにも申し訳ない」と陳謝した。
09年は傘下の鈴鹿サーキット(三重県)でF1レース開催が決まっており、福井氏は「来年の鈴鹿は予定通り開催する」と述べた。また、エンジンだけを他社に供給する可能性については「考えていない。中途半端な活動はしたくない」と語った。将来の復帰の可能性については「白紙だ」と述べるにとどまった。
時速300キロを超える速度で走行するF1は自動車レースの最高峰で、高性能エンジンの開発などでメーカーが技術を競い合う場とされてきた。ホンダは64年、創業者本田宗一郎氏の強い希望でF1に参入。途中、撤退した期間もあったが、「F1はホンダのチャレンジングスピリットの源泉」(福井社長)とし、技術とブランド力の象徴と位置づけてきた。
しかし、09年3月期の連結業績予想の下方修正に追い込まれ、9年ぶりの減収減益になる見通しを示すなど、経営環境は厳しい。来年1月末に国内の期間従業員約4300人の約17%に当たる760人を削減する予定でもあり、年に数百億円の費用がかかるとされるF1は重荷だと判断した。ホンダは10月以降の国内外の新車販売急減を受け、09年の生産計画や投資計画の見直し作業に着手している。
日本でのF1レースは、ホンダが傘下の鈴鹿サーキットで87年から06年まで20年間連続で開催。トヨタ自動車のF1参入を受け、07、08年はトヨタ系の富士スピードウェイ(静岡県)で開かれ、09年から交互開催が決まっている。来年の鈴鹿開催に向け、ホンダは約200億円をかけてサーキットの改装を進めていた。開催は継続する方針だ。
金融・経済危機はモータースポーツ界も直撃している。トヨタは「現時点ではF1からの撤退は考えていない」としているが、渡辺捷昭社長は10月に「もう少しお金のかからないF1の検討を」と発言している。




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>ホンダ撤退、寂しくなりますね。...
F1界にも衝撃が走っているようですね。運営費を削減しなくては、と危機感がつのっているようです。
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