犯行車両発見からほどない昨日、ひき逃げ犯の22歳の男が逮捕された、とのことです。 殺人容疑も適用されたとのこと。
飲酒運転で無免許(免許取消しのため)だったため、警察に捕まると困るので逃げた、 被害者を引きずれば亡くなることはわかっていた、などと犯行は認めているそうです。
クルマを洗車したり、証拠隠滅をするでもなく、事故当時勤めていた建築会社を夜逃げするように辞め、 とにかく逃走を急いだようなのですが、その後は身を隠すわけでもなく、なんとミナミのホストに転職していました。
免許取消しになったのも、酒気帯びや無謀運転で点数累積のため、といったところのようです。 そういった行為の延長で、今回のひき逃げを起したようですが、とにかく自己中心的、さらに罪悪感の薄さを感じますね。 証拠隠滅をせず、また時間が経っているのでわからないであろう、飲酒運転を認める、といった点からは、 狡猾さは無いようですが。
怒りと言うよりもあきれていますが、22歳と若いにしても、あまりにも未熟すぎませんかね。
無免許運転が常態化していたようでもありますが、勤めていた建築会社の使用者責任についても、 なにがしか調べられることになるのでしょうね。
調べが進めば、まだいろいろなことが出てくるのかも知れません。
(関連記事)
ひき逃げ事件 3キロ引きずり
[大阪ひき逃げ] 犯行車両発見か
産経ニュース
22歳のホストを逮捕、大阪のひき逃げ 殺人などの容疑
2008.11.5 09:41
大阪市北区梅田の交差点で堺市東区の会社員、鈴木源太郎さん(30)が車にはねられ、 約3キロ引きずられて死亡したひき逃げ事件で、曽根崎署捜査本部は5日午前、殺人と自動車運転過失傷害、 道交法違反の疑いで住所不定のホスト、吉田圭吾容疑者(22)を逮捕した。
吉田容疑者は調べに対し、「飲酒して無免許だったので、警察に捕まると困るので逃げた」と供述している。
調べでは、吉田容疑者は21日午前4時20分ごろ、無免許で乗用車を運転。 北区梅田の国道176号交差点で鈴木さんを車ではね、底部に巻き込んで走行。同市福島区吉野の市道まで引きずり、 殺害した疑い。
司法解剖の結果、鈴木さんは長距離を引きずられ、 頭や首を路面で激しく損傷したことなどによる外傷性ショックで死亡したことが判明。
最初の衝突は大きくなく、引きずられたことが致命傷になったとみられる。
犯行車両は1日、遺体が振り落とされた場所から南西の此花区内で発見。
車種はトヨタのイプサムで、底部の血痕や繊維片が付着しており、捜査本部が鑑定を進めている。
逮捕の元とび職のホスト「死ぬとわかっていた」 大阪のひき逃げ
2008.11.5 11:43
大阪市北区梅田の交差点で堺市東区の会社員、鈴木源太郎さん(30)が車にはねられ、 約3キロ引きずられて死亡したひき逃げ事件で、曽根崎署捜査本部は5日、殺人と自動車運転過失傷害、道交法違反 (無免許)の疑いで住所不定、ホスト、吉田圭吾容疑者(22)を逮捕した。吉田容疑者は 「酒を飲んでいたうえに無免許だったので必死で逃げた」と供述。 「ひきずったまま走れば死んでしまうことはわかっていた」と、殺意についても認めているという。
調べでは、吉田容疑者は21日午前4時20分ごろ、 北区梅田の国道176号交差点で無免許で運転していた車で鈴木さんをはね、底部に巻き込んだまま走行。 鈴木さんを引きずっていることを認識しながら、約3キロ離れた同市福島区吉野の市道まで走り、鈴木さんを殺害した疑い。
鈴木さんは長距離を引きずられ、頭や首を激しく損傷したことなどによる外傷性ショックで死亡。 最初の交差点での衝突は大きくなく、引きずられたことが致命傷になった。
吉田容疑者は鈴木さんをはねた状況について「信号待ちで停止していたが、発進した直後に人の姿が見えた」 と説明。「自分の車が人に乗り上げるのはわかったが、何が何でも逃げなくてはならないと思った」と、 逃走の経緯を供述しているという。
吉田容疑者は当時、此花区西九条の建築会社でとび職として勤務していたが、「会社を辞めます」 との内容の手紙を同社の郵便受けに残して、事件当日から同社を欠勤。その後、大阪・ミナミのホストクラブで働いていた。
車は同社社長名義の業務用で車種はトヨタ・イプサム。吉田容疑者は鈴木さんをはねたあと、 そのまま会社近くの自宅に向かって逃走したとみられ、車は1日、会社が借りている近くの駐車場で見つかった。 車底部には血痕や繊維片が付着しており、捜査本部は犯行を裏付ける証拠として鑑定を急いでいる。
【大阪ひき逃げ】酒気帯びや無免許 悪質運転常習化 吉田容疑者
2008.11.6 01:31
大阪市北区梅田の交差点で堺市東区の会社員、鈴木源太郎さん(30)が車にはねられ、 約3キロ引きずられて死亡した事件で、殺人容疑などで逮捕された住居不定のホスト、吉田圭吾容疑者(22) がこれまでにもたびたび酒気帯びや無免許運転で摘発されながら無謀運転を繰りかえしていたことが5日、分かった。 今年4月には免許取り消しになり、鈴木さんをはねた際にも「酒を飲んでいた」と供述しており、 捜査本部は交通違反を重ねるうちに無謀な運転が常習化したとみて追及している。
調べでは、吉田容疑者が初めて交通違反で摘発されたのは平成15年3月。17歳で免許がないにもかかわらず、 車を運転したという。
16年3月に普通乗用車の免許を取得したが、シートベルト非着用やスピードオーバーなどの違反を重ね、 今年3月6日には大阪市内で酒気帯び運転で摘発された。免許取得後の計4つの違反の累積で今年4月23日には、 1年間の免許取り消し処分を受けていた。
また、吉田容疑者が乗っていたのは当時勤めていた建築会社の業務用車両だったが、 複数あるキーのうちの1つを吉田容疑者も所持し、業務以外でも使用できる状態だったことも判明。 同社社長は私用での乗車を禁じていたが、吉田容疑者は無断で乗っていたとみられる。
さらに、吉田容疑者は事件当日の10月21日から欠勤。直後に「別の仕事を探します」 と走り書きした手紙を郵便受けに残し、26日ごろには「勝手なことをしてすみません」と書いた手紙とともに、 車と倉庫の鍵を郵便受けに残し、大阪・ミナミでホストとして働いていた。
一方、捜査本部による犯行車両の検証の結果、車底部の予備タイヤと、 鈴木さんのズボンの左足裾部分に残されたタイヤ痕がほぼ一致したことが判明。 車底部の前方から後方にかけて擦られたような跡も見つかったことから、捜査本部は鈴木さんははねられたあと、 車の下にあお向けで引きずり込まれるように巻き込まれたとみている。
また、車底部の前方から真ん中にかけて、鈴木さんが来ていた焦げ茶のスーツや白のワイシャツの繊維片が付着。 後方車底部の両サイドには数カ所の血痕も見つかった。
未熟ではありません。
「悪」です。
保険金詐欺の件で執行猶予中であった、といったこともわかってきていますね。
>「悪」です。
ふむ、悪と言えば悪ですね。
ただ、狡猾な面が(今のところ)感じられないのと、年齢的なことから、絶対的な悪、というほどでもなくて、善悪の区別ができない未熟な面があるのかな、という印象を持っています。