個人的なことですが、今日は技術士一次試験の試験日で、試験を受けてきました。
「技術士」というのは国家資格で、一応、科学技術に関連した計画や設計に携わる者の資格として、国内で最もメジャーな資格です。科学技術、ということで、建設関係に限らず、機械や電子、農業、環境、あるいは経営工学など、様々な分野(部門という)がありますが、建設部門が大半を占めているのが実情です。
建設コンサルタントと名乗るためには、この技術士の資格を持った者が必要で、建設関連業界では有用な資格ですが、一般の知名度は、弁護士や行政書士などと比べれば、まだまだ低いものです。
ちなみに、建設部門の技術士は、建築に関わる業務はできず、建築は「建築士」が行います。こちらは、もともとそれなりの知名度はありましたが、耐震偽装でさらに知名度が上がった、というところでしょう。
これまで、資格取得は気にしてこなかったのですが、ここらで一つ腕試ししておくか、という気分で、今年試験に申し込んでみました。さて、私が受けてきたのは・・・・
当然ですが建設部門の試験です。
一次試験は受験資格に制限が無く、誰でも受けることができ、共通、適性、専門、基礎科目の4科目があります。学歴や所有する資格によって免除される科目もあり、私は適性、専門、基礎の3つを受験。
適性科目は、技術者の良心を持っているかどうかを問うような科目で、専門科目は、実務に関連のある専門的内容、基礎科目は科学技術全般に関わる内容。五者択一のマークシート式で、レベル的には、大学の理系学部で習う程度の内容、と言うことです。
試験の方は、腕試し感覚で、あまりガツガツ勉強せず、ヤマかけ法で臨んだf(^^;ため、まぁマークシートなのでとりあえず解答をしてきたから「受かっていれば儲けもん」といった感触でした。
ブログ記事を書いている暇があったら勉強の時間に・・・・ということは充分考えられますが、結局、あまり気乗りがしなかったのです。(汗)受験勉強的な勉強のエネルギーが湧出してこなかった、というべきか(汗)
適性科目は、社会的常識があれば、そう特別に勉強しなくてもある程度何とかなる、といったところ。
専門科目は、日頃の実務に直接関係があるところは割にわかりますが、関連が薄い分野は非常に苦しい。また、専門科目といっても社会の出来事に関心が無いとわからないこともあったりしましたが、そういう設問ではブログ記事を書いていたのが役立った面もあったりしました。意外な効用がありました。
基礎科目が、大学の講義で習うような内容です。こういう問題はもうすっかり忘れてしまっていて、いや、仮に現役の学生でもわからなかったかもしれませんが、専門科目よりよほど苦しかったですね。中には設問に出てくる言葉の意味がわからず、問題の趣旨が理解できないものもいくつかありました(爆)
実に久しぶりに試験を受けて、ちょっと脳の違う部分を使った感じがして、疲れました。技術士になるためには、一次試験に合格した後、二次試験に合格しないといけません。二次試験の合格率は2割弱と難関です。
果たして、技術士の資格を得ることはできるのか?一次試験の結果発表は、今年のクリスマス頃。さて、どんな結果が待っているのか。
社団法人 日本技術士会
http://www.engineer.or.jp/examination_center/index.html