金正日が脳卒中、もしくは重病になっている可能性がある、という報道が流れています。一斉に報道されているのは、 建国60周年の閲兵式に姿を見せなかった、ということが引金のようです。
脳卒中説は、諜報活動で把握している内容から来ているとも言われています。北朝鮮当局は、隠蔽はするだろうけれど、 公表をするわけもなく、今のところ真偽はわかりません。
私が敬愛する慶一郎氏の作品のひとつに「影武者徳川家康」があります。 本物の徳川家康は実は関ヶ原の合戦開戦直前に暗殺されており、それ以降の家康は影武者。真実を知る徳川秀忠と対立するも、 それを乗越えつつ、江戸幕府を開き、やがては大御所となる・・・というのがストーリーのあらましです。
かの国なら、この小説が現実となってもおかしくないのではないか、と思ってしまいます。 次に金正日が姿を現したときは、影武者がすっかりなりかわっているのかもしれません。
いずれにせよ、脳卒中が真実であれば、北朝鮮としては核という外交カードを手放せるわけもないし、 日本人拉致被害者の調査をしている場合ではないでしょうね。
現実問題、日本としては、北朝鮮の国情が一層不安定になった結果として、暴動や軍部の暴発、 あるいは大量の難民発生、といった事態を想定して、備えておく方が良いでしょうね。
YOMIURI ONLINE
金総書記に脳卒中の可能性…建国式典欠席で米メディア報道
【ワシントン=五十嵐文】CNNテレビなど複数の米メディアは9日、米情報当局者の話として、 北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記(66)がここ数週間から数か月の間に、 脳卒中を起こしていた可能性があると一斉に伝えた。
ペリノ大統領報道官は9日、「報道は承知しているが、(情報は)持ち合わせていない」と述べ、 否定も肯定もしなかった。
AP通信によると、米情報当局者は「金正日が深刻な健康問題に見舞われたようだ。脳卒中かもしれない」 と述べた。また、別の当局者は、こうした情報の一部は他国の情報収集活動に基づいていると示唆した。一方、 米政府高官は、金総書記はすでに最高権力者の地位にとどまっていないのではないかとの見方が強まったと指摘した。
【ソウル=竹腰雅彦】北朝鮮は9日、建国60周年を迎え、朝鮮中央通信などによると、 平壌市内の金日成(キムイルソン)広場で民兵組織「労農赤衛隊」の閲兵式が行われたが、金総書記は参加しなかった。 金総書記が閲兵式を欠席するのは、1991年12月に朝鮮人民軍最高司令官に就任後初めて。 金総書記の動静は8月15日に軍部隊視察が伝えられた後、途絶えている。朝鮮中央テレビは閲兵式の報道で、 「将軍が健康でいてこそ、強盛大国の明るい未来もある」と金総書記の「健康」に言及した。
(2008年9月10日01時46分 読売新聞)
【ソウル=浅野好春】韓国紙、中央日報は10日、北朝鮮問題に詳しい米国の外交消息筋の話として、 金正日(キムジョンイル)総書記が脳卒中で半身不随状態に陥っていると報じた。
同紙によると、この情報筋は「現在、半身不随状態だが、意識は一定程度ある状況だ」と述べた。
一方、聯合ニュースによると、韓国政府は10日、「金総書記の身辺に異常があることは確実」と判断し、 対策づくりに着手した。
(2008年9月10日11時05分 読売新聞)
最近、seesaaさんとこからTBがエキサイトしないようですので、お邪魔に参りました(コーシー所望汗)。
ん〜、この将軍様いないいない?説に、ボンクラめの周囲では専ら・・・
”んまぁた、忘れられた頃に「わちきもかまってちょーよ!」的外交ポーズなのであ?”
等と言った憶測が乱れ飛んでおります(ボンクラ周辺限定憶測汗)。
つーことで、将軍様の「かまってくれー」症候群ということに診察致しました(何やソレ?汗)。
エキサイト宛TBも、もう長いこと不調で送れません。
livedoorのように、スパムTBと自動認定されているのかも知れません。
>将軍様の「かまってくれー」症候群
北の外交戦略の一環、という感じでしょうか。
まあ、可能性が無いことも無いでしょうが。
真実は、そう簡単にはわからないでしょうねぇ。