ようやく「熟年離婚」の最終話を見ました。子供達がそれぞれ抱える問題も丸くおさまって親元を離れて行き、
離婚した洋子さんもデザイナーとして活躍、一人残された幸太郎も、海外ボランティアで、再び橋づくりに携っていく、と、
家族それぞれが、自分の人生を歩んでいく、というラストでした。
ラストシーンは、幸太郎が一人リビングで、これまでの出来事を追想するシーンでしたが、
後日談が期待されそうな終り方でした。
両親の突然の離婚をきっかけとして、夫婦間の関係だけではなく、家族のあり方をも問いたかったのでしょう。
俊介の結婚式での幸太郎のスピーチが、ドラマとして伝えたかった内容ではないかなあ。
ただ、幸太郎が離婚を契機に、新たに家族と向合うことで、人間が成長していっているのはよくわかったのですが、洋子が、
離婚をしたことで、本当に幸せになれたのか?というのは少し疑問に思いました。
ドラマの描写の仕方に問題があったのでしょうか。
考えさせられる内容でもあったし、渡哲也・松坂慶子を始めとするキャストも良くて、
見応えのあるドラマだったと思います。
熟年世代にあたる人達の感想は、まさに自分たちの世代の問題として、また異なる感想なのでしょうね。
熟年離婚(いつまでサイトがあるのかわかりませんが)
http://www.tv-asahi.co.jp/rikon/