2枚のETCカードを駆使して、高速料金をごまかす、鉄道で言うところの「キセル」を行っていたとして、福岡県のトラック運転手が逮捕されています。
引用した毎日.jpに、方法が説明されていますが、ETCゲートを乗降りする際に異なるカードを使うことで、実際に往復した区間のうち、最初と最後の1区間分だけの料金になるようにしていた、ということのようですね。
ETCでも、こういうことができるのですね。しかし、この手口の場合、2枚のカードのうち1枚は、高速道路に載ったが、降りた記録が無いカードである必要がありますが、一番最初にキセルをするときに、どうやってそんなカードを作ったのでしょうか。不思議ですね。
可能性があるとすれば、ETCと通常の現金払の高速券を同時に使った場合かもしれませんが、そんなことが可能なのでしょうかね。
発覚のきっかけは、NEXCOがETCの記録を不審に思い、警察に相談したのがきっかけだそうです。NEXCOはETCの走行記録をチェックしているのでしょうか?実はこの「キセル」の手口を認識していて、告発のためにチェックしているのかも。
この運転手に限ったことでなく、きっと、まだ発覚していないキセル走行がたくさんあるのでしょうね。ハイウェイカード偽造の次の世代の問題として、キセル走行対策が必要、ということなのかもしれませんね。
毎日.jp
ETCキセル:2枚のカードで通行 40歳男を逮捕 佐賀
高速道路のETC(自動料金収受システム)を悪用し、入り口と出口で違うカードを使って途中区間の料金支払いを免れていたとして佐賀県警高速隊は1日、福岡県うきは市、トラック運送業、石井誠二容疑者(40)を電子計算機使用詐欺容疑で逮捕した。事実上の「高速道路キセル」ともいえる手口で、摘発は全国初。西日本高速道路は「同様の不正利用は他にもある」とみており、ゲートでの監視強化や警察との連携を強めるとしている。
高速隊によると、石井容疑者は6月11〜20日、福岡県の杷木インターチェンジ(IC)と佐賀県の武雄北方IC間を大型トラックで通行。料金を安く済ませようと、高速道路に入る際と降りる際に別のカードを使い、5回にわたり、正規料金との差額計約8200円をだまし取った疑い。
石井容疑者は2枚のETCカードを用意。仮に2枚をA、Bとすると、往路の朝倉ICではAを装着して高速に乗り、武雄北方ICで降りる前にBに替える。Bは以前に、武雄北方の一つ手前の多久ICで高速に乗る際に使ったカード。復路はBを装着して多久ICから乗り、往路の朝倉ICで使ったAのカードを装着し直して朝倉ICの次の杷木ICで降りる。これを繰り返すことで、途中区間の支払いを免れていた。
しかし、ETCの記録ではわずかな距離を1日以上かけて走ったことになっていたため、不審に思った西日本高速道路が「不正通行の疑いがある大型貨物自動車がいる」と警察に相談。警察は石井容疑者の高速道路の出入りをチェックし、キセル行為を確認したという。
石井容疑者は主に材木を輸送しており、2月以降、同様手口で130回にわたり計30万円以上をだまし取った疑いがあるとみて調べている。【高芝菜穂子】
毎日新聞 2008年7月1日 22時16分(最終更新 7月2日 0時44分)
いつも日帰りでスゴイですね。
>うひょー!!(意味不明…笑)
って、まさか、 きせる だったのですか?(謎)
もしかしたら、みなさんすぐわかったので、つっこみ無しだったのでしょうか?