2008年06月11日

SXFブラウザ バージョン3.1公開

 国交省のCAD製図基準が変った、というので一応見に行ったところ、 SXFブラウザの新バージョンが公開されていました。

 今回のバージョンアップで目を引くのは、CAD製図基準との適合性チェック機能が追加された、という点ですね。 製図基準は、H16.6版に対してのものなので、やがては、 新しいCAD製図基準に対応したバージョンが出てくるのでしょう。
 改定されたCAD製図基準が適用されるのは、H21.1以降ということなので、 今年の暮れぐらいにまたバージョンアップするのでしょうね。

 

 新バージョンのブラウザをインストールして、適合性チェック機能を試してみたのですが、チェックレベルを「警告」 「注意」「チェック無し」などにカスタマイズできるようです。デフォルトでは、レイヤ名と図面サイズが「警告」 レベルになっています。発注者がまず気になるのはこの辺ということなんでしょうね。

 その気になれば、文字サイズをはじめ、線色・線種・線の太さなど諸々をまさに「機械的に」チェックできるようです。 製図基準への適合をチェックする有償ソフトがすでにありますが、今回のバージョンアップで商売敵の出現、 といったところでしょうか。

 

 実務者として心配なのは、これでCAD製図基準への適合、という設計業務の本質からは、 ちょっと外れた点に血道を上げるケースが増えてくるのではないか、という点ですね。とにかく杓子定規にチェックして、ダメ! ダメ!となり、つまらぬ労力を消費せねばならない事態への恐れ。

 ちなみに、バージョン3.1は以前のバージョンと併存可、 ただし旧バージョンへの上書きインストールはNGだそうです。

 

CALS/EC 電子納品に関する要領・基準
http://www.cals-ed.jp/index.html

 

posted by いさた at 18:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | CADデータ変換 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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