国交省が土木構造物の詳細設計で「赤黄チェック」の義務化へ向けて今年度に100件程度試行を行うそうです。単純な図面作成ミスを減らす対策としてはじめるようです。
赤黄チェック義務化、といいますが、ウチのような下請会社(協力会社)では、チェックシートの提出なんて随分前から義務化されてますよ。
チェックと言っても、第三者では無くてセルフチェックなので、チェックとしてはまだ甘いかもしれません。
そこそこの規模のコンサルさんであれば、担当者以外に、社内にチェック専門部署があったりして、さらにチェックしたりしていますね。
と、設計段階で二重、三重にチェックしても、施工になってまたチェックすれば、やはりいくらか問題は見つかるものです。「人間はミスをする動物」、ミスを無くすにも限界はあると常々感じます。
結局、単純ミスのたぐいは、どれぐらい真剣にチェックするかによって数が増減するものでは無いですかね。俗に言う「めくらチェック」では、何重にチェックしても意味はありません。
受注者がチェックするのでは無く、第三者照査で、ミスを見つければ業務金額増額、というのがいちばん真剣にチェックするのかも・・・・?
ところで、引用記事中の赤黄チェックは「赤書きで確認マークを入れ、修正個所は黄色で消して赤字で直す方法。」となってますね。
しかし、私の周辺では、チェックをするときは「OK箇所は黄色で消して、修正が必要な箇所を赤書する」というスタイルです。赤書箇所を修正したら、青や緑など、違う色で消したりします。
これって、実はスタンダードでは無かったんですかね・・・・これからは、チェックシートの書き方を指定されそうです。
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