読売のサイトに、信号機を使わない「ラウンドアバウト」という円形ロータリーの交差点が注目を集めている、という記事が出ていました。
ドイツやフランスでは1960年代から導入が進み、結構ポピュラーだそうですが、日本では10箇所程度だそうです。
ラウンドアバウト方式では、クルマは時計回りに進み、「左折で入って左折で出る」ことになるそうです。
道路用地に余裕がとりやすい地方部では、実現可能性が高いようです。信号機を使わないことから信号機にかかる維持費の削減や、信号待ちしないことからCO2排出量削減効果も見込めるそうです。
災害時には信号機が止まることによる交通マヒが回避できるかも、という点からも注目を浴びているようです。
いろいろとメリットが語られていますが、ドライバーは慣れが必要でしょうね。信号が無いと合流や分岐でもたつくこともあるでしょう。
最近増加傾向にある高齢者ドライバーの逆走事故など、不慣れなラウンドアバウト交差点ではどうなのか、といった懸念もあります。
後は、歩行者の横断はどうするのか(クルマの流れを見計らって横断するのか、あるいは交差点は横断禁止で、どこかに迂回するのか)とか、自由奔放に走る自転車とクルマの関係も気になりますね。
用地の問題もあって大都市部では導入は難しいでしょうから、交通量が少ない地方部であれば、今まで書いたような懸念は、現実にはあまり問題にはならないのかもしれませんが。
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