先の週末に開幕したロンドンオリンピック。
個人的な印象では、開幕するまで今年がオリンピックイヤーという感じがしなかったのですが、ここ数日のTVの番組表を見ているとやはりオリンピックなのですね。
さて、そのオリンピックの柔道では、日本の海老沼選手(66キロ級)の試合で、審判の判定が覆るという異例の展開に。
海老沼選手はこの判定が覆ったことで準決勝に進出、しかし準決勝では敗れて最終的には3位銅メダルという結果になっています。
スポーツ競技では審判の判定は絶対、というのが多い気がしますが、柔道では通常の審判以外に、「ジュリー」という「審判委員」がおり、審判の誤審が認められた場合は、このジュリーが再判定をアドバイスするシステムになっているようです。
相撲で言うなら、行司の判定に物言いをつける、というイメージでしょうか?
誤審を防ぐ・そのために対策をする、というのは意味があることだとは思いますが、判定が正反対になってしまうようでは、かえって審判自体のレベルに疑問が生じますね。
審判のレベルを上げて、審判委員が出てくる幕をなくすのが本筋でしょうが、そんなことをしている時間も人材もないのであれば、いっそ、勝負が判定になった場合は、審判ではなく審判委員が判定を下す(ボクシングみたいですが)といったシステムの方がマシな気がします。
競技の審判が信頼できないと、選手の士気にも影響があるでしょうし、ひいては柔道そのものの公平性にも疑問が出てきてしまいそうです。
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